太陽光発電導入日記:その4 シミュレーション結果



 この記事は、太陽光発電に興味を持ったところから導入まで(まだ、導入を決めたわけではないのですが)を綴った、太陽光発電導入日記の第4回目です。




 さて、第4回目では京セラでシミュレーションをお願いすることとしましたのでその結果について書きます。京セラは資料が送られてくるときに、近くの代理店の連絡先が入っていましたが、自分の家の屋根の図面がないので、住宅メーカーに直接お願いをしました。
 シミュレーションに約2週間かかると言うことで、2週間楽しみに待っていました。すると2週間して電話がかかってきて、結果が出たので一度説明に来たいとのことでした。家を片付けたりするのが面倒なので御社に出向くと言い、説明を聞きに行くことにしました。
 シミュレーション結果は2種類。SAMURAIというシリーズと、エコノルーツという商品でのシミュレーションです。エコノルーツはモジュールが大きいので、屋根に載せる場合に無駄が大きくなってしまうのが欠点。これだと2.7kWのシステムになるそうです。
 SAMURAIでは、3.36kWだそうです。東京でこのシステムだと、年間2,839kWh発電できるそうで、現在、東京電力との契約が従量電灯という契約だと1年間で63,339円、電気代が安くなるそうです。
 正直言うと、それほど狭い家ではないので4kWは行くと思っていたので、ちょっとショック。
 見積額は工事費消費税込みで310万円弱。単純計算で49年経たないと元が取れない計算です。
 とは言え、実際に導入した人が、シミュレーション結果よりも大幅に少ないと苦情が出ると言うことで少なめに見積もるそうです。だいたいシミュレーション結果の1.15倍くらいは発電してくれるらしい。それでも42年強。有料メンテナンスを受ければそれだけ元が取れなくなりますから、金銭的に元を取るという考えでは太陽光発電は無理がありますね~。
 ちなみに、石油削減効果は644.5L/年、二酸化炭素削減効果は892.9kg/年だそうです。
 電気の省エネ分を二酸化炭素削減効果として計算する場合、2種類の考え方があるんです。1つめは電気1kWhあたり二酸化炭素360gという計算値。全電源平均というもので、原子力(38%)、水力(6%)、火力(55%)などを含むすべての発電所が1kWh当たりに出すCO2の平均値から計算されたものです。(括弧内の数値は2006年、東京電力での構成比です。)しかし、一方で何らかの省エネによって電力が少なくなった場合、火力発電がまっさきに縮小されます。したがって省エネによる二酸化炭素排出抑制する場合は一般には690g/1kWhという値が使われます。つまり火力発電だけで1kWh省エネすると二酸化炭素が690g抑制できると言うことです。
 今回のシミュレーションで892.9kg/年削減できるというのは全電源平均で計算されていますので、実際は1959kgの二酸化炭素を年間削減できる計算になります。年間2トンですから結構でかい?!

 せっかく詳しい人が説明しに来てくれているので、いくつか質問しました。

Q1)太陽光発電のシステムを作るのに二酸化炭素を例えば100トン排出しなければならないとすると、年間2トン削減しても50年もかかる。それでは二酸化炭素排出抑制という観点からしてもよろしくない。だいたい何年くらいで太陽光発電を作るのに排出する二酸化炭素を削減できるようになるのか?
A1)そのような考えたかとエネルギー・ペイバック・タイム(EPT)と言い、数年前は6~8年と言われていましたが、今は量産体制も整ってきたのでもう少し少なくなり、4~6年くらいになったそうです。

Q2)屋根の広さの割に、発電量が少ないけど。
A2)東京の住宅の場合、日照権の問題もあり、南側をできるだけ高くして、北側の屋根を下り勾配にするケースが多い。うちの場合もそのような作りで、太陽の当たりにくい北側の屋根がとても広く太陽光発電に有利な南側の屋根が少ないのが原因だそうです。

Q3)発電効率や値段は年々良くなっているのか?
A3)太陽光発電が出始めた頃から今までに発電効率は2,3%良くなっている。でもそれはセルやモジュールのつなぎ目の部分を如何に小さくするか、発電パネル表面で太陽光が反射しないように工夫することで改善されている程度で、今後発電効率が向上するには、発電メカニズムの違う画期的な技術の進歩が必要になるので、ここ数年で飛躍的に発電効率が上がるとは考えにくい。ちなみに太陽光発電のセルの原料となるシリコンが如何に良いものが手に入るかで発電効率が変わってくる。質の良いシリコンを仕入れられなかったメーカーはその年のカタログを訂正して発電効率を低く表示するなどしている。
 値段については発売当初に比べて値段は下がっている。けれど下落幅はここに来て小さくなってきている。2006年と2007年では価格の変動はなかった。2006年は2005年に比べて逆に値上げした年だった。各社製造のコストを下げる工夫をしているが、最近は原材料が値上げ傾向にある。現在、レアメタルなどの値段が上昇していることも問題になっているけれども、太陽光発電も同じ現象が起きているので、ここ数年で急激な価格下落は考えにくい。
 以上のことから、太陽光発電に興味があるならば早い段階で導入することをオススメすると言うことでした。

Q4)もともと2階の温度が高くなるのを緩和したいという意図があったのですが、そう言う効果はあるか?
A4)太陽光発電のモジュールを屋根の上に置くので屋根は日陰になる。南面の率によるので一概には言えないが、太陽光発電を導入することで、2~3℃部屋の温度が下がるという調査結果が出ている。今回南側の屋根にはモジュールを設置しないので、ここまで効果があるかはわからない。

Q5)どのくらいの発電量が見込めたら導入するべきですか?
A5)正直、金銭的にもとをとろうという意味があれば、今回の3.36kWでも厳しい。環境に対する意識と、部屋の温度が下がるためクーラーの効きが良くなる、近所に対してイメージが良くなるなど、トータルで考える必要がある。だから導入効果をどう判断するかは個人次第なので何とも言えないが、3kW未満ならあまりオススメしていない。東京の場合だいたい3kWあれば勧めている。
先日、クレーン船が送電線を切ったときは、太陽光発電を導入したお客様は、テレビのニュースを見ることもでき、何が起きたのかを把握することができたので、大きな混乱はなかった。防災面でもメリットはある。

Q6)壊れないものですか?
A7)強化ガラスなのでゴルフボールくらいのヒョウが降ってきても大丈夫。バレーボールくらいのヒョウが降ってきたらおそらく壊れる。でもその場合屋根も壊れるので、どちらが良いのかは一概に判断できない。太陽光発電の設置業を始めて約10年経つけれども今まで壊れたのは台風でモジュールが飛んだというのが4枚ある。
 壊れるとしたらモジュールよりもパワーコンディショナが壊れる可能性が高い。
 各社10年保証を実施しているが、京セラの保証は、落雷、地震、台風すべてにおいて保証される。(戦争は対象外) 他社は10年保証と言ってもいろいろ制限があるので、他社にする場合はきちんと調べた方がよい。

 と言うような話をしました。

 屋根の場合、図面通りに作らず、現場の判断で日照権ぎりぎりまで高く作ったりすることがあるので、図面だけでなく一度屋根を見たいと言うことで、3日後に屋根を見に来てもらいました(一番上の写真)。結果は図面とぴったり同じにつくってあったということで、見積額、シミュレーション結果は変わらず。

調べたところによると、うちの住んでいるところは区からの補助も出ないらしい。(隣の区は出るのに)う~ん。導入するか、やめるか、どうしようかなぁ~。

 第5回は、金策について書きます。。
















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