ブックレビュー:プチプチOFFICAL BOOK



 プチプチ(R)知ってますか?楽天市場など通信販売をした時、お菓子を買った時、引っ越しする時、いろんなところで登場してくる緩衝材。一般名称は気泡シート。つぶしてプチプチするあれです。ご存じの方も多いと思いますが、プチプチというのは川上産業の登録商標(登録内容はこちら。)なんです。つまり、一般名称が「ポータブルオーディオプレイヤー」で、ソニーのそれがウォークマンと言うように、一般名称が「気泡シート」で、川上産業のそれが「プチプチ」と言うのです。逆に言えば川上産業以外の会社のそれは、プチプチとは言わないのです。
 じゃあ、プチプチが他社製品かどうやって見分けるのか?実はプチプチには1000個に1個、ハート型があるんです。なければ他社製品と言うことらしいです。1000個ってそんなの見てられるか!って思うかも知れませんが、意外に少ないんですよ。僕も見てみましたが、残念ながらまだ本物のプチプチにはお会いしたことがないんです。
 まあ、そんなわけで本書はそんなプチプチのオフィシャルブックです。
 オフィシャルブックってなに?
 川上産業の広報室の杉山さんが所長を務めるプチプチ文化研究所が作った、プチプチ好きの、プチプチ好きによる、プチプチ好きのための本です。
 プチプチの歴史、動物もプチプチをつぶすのか?、プチプチの緩衝材以外の用途はないか?プチプチで何か作れないか?プチプチのプチネタ、プチわざ、プチプチを4トントラックで踏んだら?プチプチでくるんだ卵を落としたらどうなるか?などを紹介しています。
 まぁ、プチプチで遊んでみました的な本です。
 プチプチをつぶして暇つぶしをしたことがある人は多いと思いますが、この本を書いている人が一番暇つぶしをしているんじゃないか?って思えるほど、くだらないことを一生懸命やっています。
 でも、くだらないことを一生懸命やるのって、なんかいいよね。子供心を忘れない大人というか、心に余裕のある大人というか・・・。
 暇つぶしにプチプチするのも良いけど、暇つぶしにプチプチ本を読むのも良いかもしれませんね。1~2時間で読み終わっちゃうけど。

 ところで以前職場の引っ越しがありました。その時には静電気防止の気泡シートに精密機器などを来るんで引っ越ししたわけですが、開梱したあとはゴミとして捨てました。個人では保管しておいてネットオークションなどで配送する時に使用しますし、会社でもある程度はリユースしますが、大量となると置き場所もないし捨てちゃいますよね。
 本書でも環境のことについて触れています。

使い捨ての包材はゴミのもと。ゴミになると言うことは、環境負荷があり、資源を消費しているということです。これは、良くないことでしょうか?そうではありません。物を運ぶ限り、人には梱包が必要です。だからこそ「川上産業は、ほかのどんな業態よりも大きく環境に貢献することができるんだ」と考えることができます。
例えばダイエットプチという商品があります。<80%の資源で、100%の緩衝機能>を標榜したこの商品は、日本のプチプチをすべて置き換えることにより、1年間で500kLのタンカー500隻分の石油を削減することができます。
とあります。
だったらなぜ普通のプチプチを未だに作っているのか?緩衝機能が100%ならばダイエットプチだけ作れば良いではないか。そもそも、古来より梱包はありました。それを石油資源を使って作ったプチプチにする必要が本当にあるのか。ダイエットプチにしただけで500kLのタンカー500隻分の石油を削減することができると言うことは、それだけプチプチは環境負荷が高い物と言えます。本書に書かれている短い説明だけでは僕には詭弁にしか聞こえません。

今、こんなアイデアがあります。使用中、知らず知らずのうちに、空気中の二酸化炭素を粒の中に取り込んで、固化してしまうプチプチ。

現在プチプチの処分方法は半分の自治体が可燃ゴミとしています。せっかく固定化したとしても焼却処分してしまってはまた二酸化炭素に戻ってしまいます。なんと滑稽な。
 僕ならば使用する時はプチプチして、使用しない時は体積を減らして保管できるようにして、リユースしやすいプチプチを考えます。メーカーとしてはリユースされてしまっては商売あがったりになっちゃいますから、考えないでしょうけどね。

読んで良かった度:●●●○○













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