スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 観てきました

 今週4本目、そして今年10本目はスウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師でした。今年は映画館に行くペースが例年になくスローペースです。挽回できるのか?!


●ストーリー(ネタバレあり)
 ある夜、男が船でロンドンにやってきた。彼の名はスウィーニー・トッド(ジョニー・デップ)。一緒にやってきた船員のアンソニー・ホープ(ジェイミー・キャンベル・バウアー)は初めてのロンドンを楽しみにしていたが、スウィーニー・トッドはロンドンに憎悪を抱いていた。
 それもそのはず、スウィーニー・トッドは15年前はベンジャミン・バーカーと名乗り、ロンドンで理髪店を営みながら、愛する妻と娘と暮らしていた。しかし美しい妻に惚れたターピン判事(アラン・リックマン)は恋をし、ベンジャミン・バーカーを無実の罪にきせて投獄させたのだ。彼はスウィーニー・トッドと名を変え、愛する家族に会いに来たのだ。
 以前住んでいた家に向かうと、今はパイ屋となっていた。ロンドン一まずいこのパイ屋を営むのはミセス・ラヴェット(ヘレナ・ボナム=カーター)。彼女の話によると、妻は毒を飲んだという。娘はターピン判事の家に幽閉されているというのだ。ラヴェットはトッドを2階へ連れて行った。そこはかつて理髪店であった場所。ラヴェットはここに当時のカミソリを床下に隠して保存していたのだ。
 ラヴェットは今、注目されている理髪師ピレリ(サシャ・バロン・コーエン)の元へと連れて行った。彼は町中で自分の腕を披露していた。そこでトッドは彼に戦いを挑んだ。どちらが早く、華麗にひげを剃れるか。審判はターピン判事の部下の役人・バムフォード(ティモシー・スポール)。勝負の結果は明らか。トッドが勝利した。見事な腕に感動したバムフォードは、判事を来週にも連れて行くと約束してくれた。
 トッドは判事が来るのを心待ちにしていた。人生を台無しにした判事に復讐をするためだ。ところが腕の評判を聞きつけて他のお客がやってくる。なかなか判事がやって来ずイライラしているトッドの前に現れたのは、ピレリとジョシュの子供のトビー(エドワード・サンダース)。彼はトッドがベンジャミン・バーカーであることに気がつき、ゆすりに来たのだ。トビーがまずいパイを食べている間にトッドはピレリを殺してしまう。
 死体の処理に困ったトッドに、ラヴェットは彼の肉をパイの中にまぜてしまう提案をした。パイはうまくなり、死体は消えてなくなる。一石二鳥の案だった。
 その頃、ターピン判事はトッドの娘・ジョアナ(ジェイン・ワイズナー)に求婚したが断られていた。それを聞いたバムフォードは、まず身なりを整えなければと、トッドの店を紹介する。
 一方、アンソニー・ホープは、待ちで美しい女性を見た。判事に幽閉されているジョアナだ。ジョアナは家の鍵を窓からアンソニーに渡した。アンソニーは今夜ジョアナを連れ出し、駆け落ちをすることを決意した。
 その頃、トッドの店に判事が現れた。トッドがカミソリで喉をかききろうとしたその瞬間、アンソニーが店に入ってきて、今夜判事の娘と駆け落ちをすることを報告した。判事がいることに気がついたアンソニーはその場から逃げ出すが、それを聞いた判事は「君には良くない友達がいるようだ。」と帰ってしまう。おそらくもう二度とこの店には来ないだろう。復讐に失敗したトッドはやりきれない気持ちでいっぱいになる。
 一方、肉がかわり、おいしくなったパイ屋は大繁盛。何も知らないトビーもこの店を手伝っていた。しかしそれをおもしろく思わない女性がいた。ホームレスの彼女は、役人に店を調べるように言う。調べに来たのはバムフォード。店を調べる前にひげを剃らないかというトッドの提案を受け、2階に上がったバムフォードは殺されてしまう。
 手伝うために調理場にやって来たトビーは、パイをつまみ食いしていた。パイの中に異物が入っていて吐き出した。それを見ると人の指のようだった。不審に思っていると、上から何か落ちてきた。バムフォードの死体だ。事の真相を知るトビーは下水の中に隠れた。
 一方、バムフォードが店に入ったが出てこない。一部始終を見ていたホームレスが2階に上がるが、トッドに発見され殺されてしまう。
 ラヴェットはトビーにすべてが知られたことをトッドに報告しに2階に上がる。話を聞いたトッドはラヴェットと地下の調理場に向かう。そこで見た物は・・・。上で見た時は暗くてよく見えなかったそのホームレスは、愛する妻だったのだ。悲しむトッドはラヴェットを問いただすが、ラヴェットは「毒を飲んだ」とは言ったが「死んだ」とは言っていないと言う。すべてトッドのことを愛していたからだと言う。怒り狂ったトッドはラヴェットをパイを焼くコンロの中に押し込み、殺してしまう。
 一部始終を見ていたトビーは、落ちていたカミソリを広い、トッドに気づかれないように背後から忍び寄る。


●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 この映画も予告編を見た時はパスしようかと思っていたのですが、ティム・バートンが監督をしていることを知り、ティム・バートン好きの僕としては観に行かねば。。。しかもミュージカル好きでもあるし・・・。
 ところでこの作品、第65回ゴールデングローブ賞にて、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)と主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞だそうです。ところで「ミュージカル・コメディ部門」ってなに?ミュージカルでかつコメディなの?そんな映画って滅多にないよね。過去の受賞歴を調べるとディズニー映画美女と野獣ライオンキングミセス・ダウトなどなど。どうやら「ミュージカルでかつコメディ」ではなく「ミュージカルもしくはコメディ」という部門らしい。実際英語では「Best Motion Picture - Musical or Comedy」ですし。だとすると、これまた何でそんなカテゴリーなの?って感じがしません?なぜ、コメディとミュージカルを一緒にするのか?コメディ映画はあまり好きでなく、ミュージカル映画は好きなので、一緒にしないでくれ!って感じです。
 この作品がその部門に入っていると言うことは、コメディではないのでミュージカル映画なんでしょうが、他のミュージカル映画よりも歌は少なめ。と言うか、ストーリーと歌がともてうまくマッチしているので、歌であることを忘れてしまうという感じでしょうか。最初はジョニー・デップの歌唱力に疑問がありましたが、さすが主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞するだけあって、演技はもちろん歌もよかったです。

 僕的にはティム・バートンチャーリーとチョコレート工場のような明るい映画ではなく、本作品やティム・バートンのコープスブライドシザーハンズのような暗めの感動作が好きです。本作品は「暗さ」はあるけど「感動」がなくて、良かったんだけど物足りない感じがしたのが残念です。おそらく、復讐を誓う男ではなく、すでに殺人鬼に成り下がってしまっているところが感情移入できなかったんでしょう。すっごくざんねんです。

 あんなに殺してばれないのか?は置いておいて、人を殺した後の血のりを総じているジョニー・デップを想像すると、ちょっと滑稽かも。あっ、そう言う意味では「ミュージカル&コメディ」部門なのかも(笑)



観て良かった度:●●●○○





※1:当記事掲載時です。実際の送料は注文時にご確認ください。







この記事へのコメント

2008年02月17日 16:59
作品の出来は良かったのですが、いかんせん血みどろシーンが多すぎて私はちょっと辛かったです。
若い二人も一生トラウマになってしまうだろうし、
あの子どももあの年齢で殺人者になってしまう一生は可愛そうでしたね。
でも流石に細かい部分の描写を含めて完成度は高いミュージカルだと思いました。
2008年02月17日 17:33
hyoutan2005さん、こんにちは。
あの子はもともと少年院だったか、悪いことしていた子だし、トラウマになるような子には見えなかった。けど、ジョアナはトラウマになっちゃうかもね~。
人肉パイを食べた人々もトラウマになるかも。

でも、今の世の中、日本で口にする食品に人肉が含まれていても不思議はないくらい、食に対して不審です。
2008年02月18日 20:44
こんばんは!見てこられたんですね☆
ほんと途中から復讐はどこ行った!?って感じで殺しまくってましたね(^^;結局誰も救われないな~と思ってしまいましたm(__)m。
2008年02月19日 00:44
マキサさん、コメントありがとうございます。
そうですよね~。なんか殺して、殺されて、心の救いが何もない映画でしたものね。おもしろかったけど、ちょっと残念です。

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