名探偵コナン 戦慄の楽譜 観てきました



 今年劇場での鑑賞30本目。だいぶスローペースです。
 去年の名探偵コナン 紺碧の棺はいまいちでしたが、予告編のアメイジング・グレイスを聞いた瞬間、今年も観に行かなくては!!と決めていたのですが、やはりアニメ映画はレイトショーがないのでなかなか見に行けませんでした。ちょうど代休を取らなくてはいけなくなったので、ようやく名探偵コナン 戦慄の楽譜を観ることができました。


●ストーリー(ネタバレあり)
 蘭(山崎和佳奈)から新一の携帯に電話があった。阿笠博士の発明で新一の声を真似てコナン(高山みなみ)がその電話に出る。世界的に有名な元ピアニスト堂本一輝が音楽ホール・堂本ホールのこけら落としコンサートに行こうというのだ。このホールを施工したのが鈴木園子(松井菜桜子)の親の会社であることから、園子がコネでチケットをとったのだ。
 しかし黒の組織に小学生に変えられてしまい、その事を秘密にしている新一ことコナンは、新一として一緒に行くことなどできるわけもない。断る新一だったが、それがきっかけでケンカしてしまう。
 一方、その電話を受けていたコナンは、堂本アカデミーの事故現場を調べに来ていた。アカデミーの教え子3人が爆発に巻き込まれ、内2人が死亡し、ヴァイオリニストの河辺奏子1人が重体なのだ。そこには事故現場に落ちていたピアノの鍵盤を拾って大事そうに持ち帰る初老の男性の姿があった。

 練習に招かれた蘭、園子、小五郎(神谷明)、コナン、そして少年探偵団。その練習では先の事故で演奏できなくなった河辺の代役のヴァイオリニスト山根紫音、天才ソプラノ歌手の秋庭怜子(桑島法子)、堂本一輝専属のピアノ調律師でこのホールの館長の譜和、オルガン調律師のハンス・ミュラーらがいた。ところが急遽演奏することになった山根は思うようにストラディバリウスを弾きこなせない。見かねた秋庭は「今日私は歌えるのかしら。」とため息をもらす。
 そんな秋庭に少年探偵団が話しかける。今度学校でやる合唱コンクールの指導をして欲しいと。帝丹小学校OGの秋庭は、後輩のためとその指導を引き受けることにする。
 後日帝丹小学校にやって来た秋庭は、みんなの歌の指導をし帰ろうとする時、元太が喉に良いという秋庭のお茶を飲んでしまう。人のもの勝手にと怒る秋庭の声とどちらが早かっただろうか、元太が急に苦しみだしてしまう。急いで病院に駆け込む一行。喉が炎症し数日間は声を出せないが、命に別状はないという元太を、秋庭は人のものを勝手に飲むなんて親に文句を言わなきゃと、元太の家に向かう。
 帰り道の途中、一行の後ろから大型のトレーラーがやってくる。「端によってね。」という秋庭の声をコナンが遮った。「いや違う、みんな走れ!」大型車はみんなを追いかける。「そこを右だ!」というコナンの声に反して秋庭だけは左に曲がる。大型車も秋庭を追って左に曲がる。
 間一髪助かった秋庭だが、犯人は逃走してしまう。秋庭は「あんた達といるとろくな目に遭わない」とタクシーで帰ってしまう。

 事件はまだ続く。堂本アカデミーの卒業生がまた1人爆発に巻き込まれ死亡。そしてもう1人はパラグライダーでの事故に見せかけられた殺人。。。
 しかし警察はアカデミー卒業生4人の殺人事件と、秋庭を襲う事件のつながりがわからず、捜査は難航していた。殺された4人は秋庭のフィアンセに無理に酒を飲まし、よった彼は転落死してしまったのだ。しかし事件性はなく不運な事故死として片付けられていた。秋庭には4人を殺害する動機があったが、なぜ自分が狙われるのかは説明がつかない。

 いよいよコンサート前日。秋庭はいつもコンサートの前日は自分に自然のエネルギーを取り込むために森に行くことにしていた。それを知っていたコナンは、半ば強制的に秋庭についていった。ここでも事件は起こった。エアライフルで秋庭がねらわれたのだ。

 コンサート当日。ゲネプロに参加した蘭、園子、小五郎、そしてコナン。先日の練習とは打って変わって山根の奏でるストラディバリウスはすばらしいものだった。もちろん秋庭の歌も。ところが調律師のハンス・ミュラーが行方不明となっていた。
 練習が終わり食事にでも行こうとすると阿笠博士と少年探偵団が合流した。しかしコナンは気になることがあるから開演時間までには戻ると言い残しホールに戻ってしまう。ホールには秋庭もいた。絶対音感を持つ秋庭は、オルガンのある音だけ調律がずれていることに気がつき、戻ってきたのだ。コナンもそれに気がついていた。二人は調律師を探しに出かけるが、何者かに殴られ気絶してしまう。

 二人が気がつくと、そこはボートの上だった。オールもなく、連絡手段のない二人はダムの壁に連絡用の電話があることを発見。しかしそこまでたどり着けない。電話はDTMF音という2つの周波数の音の組み合わせでダイヤルが可能な仕組み。コナンがサッカーボールで受話器をはずし、絶対音感を持つ秋庭と音痴なコナンのハーモニーでなんとか110番通報をすることができた。
 ところがホールの方から爆発音が。110番通報で駆けつけた高木刑事らに救助されヘリでホールへと向かうが、その頃にはホールは一面火の海。しかし完全防音のホールの中は爆発にすら気づかず、コンサートを続けていた。次々と爆発するコンサートホール。蘭や少年探偵団たち1,000人以上の観客が犯人の人質になってしまった。

 佐藤刑事、高木刑事、そして秋庭とコナンがヘリで屋上から侵入し、犯人を捜す。秋庭が言う。やはりあの音おかしいと。コナンはその音が爆発の起爆スイッチになっていることに気がつく。じゃあ、演奏をやめさせれば!しかしコナンは犯人がリモコンスイッチを持っているのを見つけた。演奏をやめさせればその時点で爆破されてしまう。
 3分で足りる?そう秋庭が言うと、代役の千草らら(木村聡子)の歌に割ってはいる形でアメイジング・グレイスを歌いながらステージに向かう。一方コナンは犯人が隠れている部屋へと急ぐ。しかし下手に手出しすればリモコンで爆破されてしまう。コナンは隙をうかがって麻酔銃を構えるが、犯人に殴られた時に壊れていた。
 一方、高木刑事らも犯人を見つけ、狙撃するために近くの部屋から犯人を狙っていた。しかしコナンの影になっていて狙撃ができない。「コナンくんそこをどいて。」そう心の中でつぶやく佐藤刑事。
 それを見つけたのが灰原(林原めぐみ)。彼女は元太の持っていたリコーダーでコナンに合図を送る。音程をアルファベットに変換してリコーダーを吹いたのだ。SHOOT。コナンはその音を聞き、床に伏せる。その瞬間佐藤刑事の放った弾はリモコンにあたり撃破。高木刑事が踏み込み、犯人を取り押さえた。

 今まで何十年も調律師として堂本一輝に仕えていたが急に堂本がパイプオルガンに転向した。今さら他のピアニストにつく気にもならなかった。堂本はこのホールの館長を薦めてくれたが、今さらそんな事務仕事などできない。そんな中、4人のアカデミー卒業生に酒を飲まされ息子が転落死をしてしまい、何もかも奪われた。人生に絶望したうえでの犯行だった。
 そんな時堂本が現れた。努力の末に身につけた絶対音感を持つ譜和だったが、最近年による聴力の衰えか、音が次第にずれていくのを感じていた。長年親友としてやってきたため、新しい調律師を雇う気にもなれず、かといって指摘もできなかったためオルガンに転向したという。
 そんなはずはないと言う譜和だが、園子が私が同じ立場だったらまず自分に非が無いかを疑うわ。だって親友だからと蘭を見る。泣き崩れる譜和。

 外に出た蘭、ヴァイオリンのアメイジング・グレイスが聞こえた。この弾き方は新一だ。そう言うと音の方に走っていく蘭。しかしその先にいたのはコナンだった。「新一兄ちゃんは行っちゃった。」と言うコナン。

 中学の時、新一と蘭はケンカをした。その時、河原からアメイジング・グレイスが聞こえた。その美しい歌声で仲直りした新一と蘭。アメイジング・グレイスはそんな思い出の曲。その河原で秋庭は答える。4人のことは恨んではいないわ。だってアメイジング・グレイスは許しの歌だもの。



●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 いやいや、今年のコナンくんはよかったですね~。何が良かったって、そりゃ音楽。特にキーワードとなるアメイジング・グレイスはもちろん、アヴェ・マリアとか、パイプオルガンとか。当然ながら歌は声優が歌っているのではなく、プロのソプラノ歌手(赤池優ら)。もうそれだけで劇場に観に行く(聞きに行く)価値ありです。
 ちなみに「名探偵コナン・戦慄の楽譜」サウンドトラックCDには曲についての説明などは無いらしく、映画パンフレットには載っているらしいので、曲に興味のある人はパンフも買った方が良いという書き込みもありますので、参考になさってください。また、小学校の校歌は歌無しのシンセのみだそうです。(いずれもAmazonのレビューより)

 ところで音楽を担当されている大野克夫さんですが、エンドロールを見るとコンピュータプログラミングとも書かれていた。実際にどんな子とされているんだろうか、非常に興味。

 ストーリーとしては、まぁ、名探偵コナンにハズレはないので安心してみることができますよね。アニメなのでやや難ありの部分もありますが。犯人が老人なのに大型車から逃げるのが素早かったり、森の中で若者に引けをとらずに速く走ったり。あっでもコナンくんって小学1年生だから、老人と良い勝負か?息子が愛した人は殺せないと言っておきながら、女子供関係なく頭殴ったり、そうかと思えば吹き飛ばされたコナンくんのメガネをちゃんとかけさせてボートに乗せたり、優しいのか怖いのか。
 でも、アニメながらハラハラ、ドキドキ、そして音楽に感動し。。。とても良い映画だったと思います。

p.s.
 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国の吹き替え版予告編をやっていましたが、インディ・ジョーンズ役って村井国夫じゃないんだぁ。やっぱりハリソン・フォードの吹き替えは村井国夫じゃなきゃいやだなぁ~。


観て良かった度:●●●●● 5点





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この記事へのコメント

2008年06月01日 00:50
こちらもTBどうもでした
犯人とかトリックとかはまああれですが
音楽が良かったです、後は小技が効いてました
高校生のコナンのエピソードは結構気に入りました
2008年06月01日 01:01
くまんちゅうさん、こんばんは。
ケンカの小ネタでしょうか。ケンカしているのに何で一緒に帰るのかという園子の突っ込みはごもっともですが、あんな強烈な一発は怖いですよね。(笑)
2008年06月01日 18:13
こんにちは☆
記事にTBありがとうございました。
コナンのストーリーは私も安心して観れますね~(^。^*
今回はやっぱり音楽と秋庭礼子が良かったです。
音楽を楽しむために観ても十分満足できると思いました。
2008年06月01日 20:09
まさみさん、コメントありがとうございます。
憎まれっ子のように振る舞いながらも子ども達のことを思っている秋庭の性格はアニメらしからない感じで良かったですね。歩美ちゃんの「コナンくんって年上好きだもんね。」には笑わせてもらいました。

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