映画:アイズ 観てきました。



 中国のホラー映画the Eyesのハリウッドリメイク、アイズを観てきました。


●ストーリー(ネタバレもろあり)
 シドニー・ウェルズ(ジェシカ・アルバ)はロサンゼルスで活躍する盲目の若手バイオリニスト。幼い頃、姉のヘレン(パーカー・ポージー)と爆竹で遊んでいる時に角膜に傷がつき、以後目が見えないのだ。しかし盲目にもなれ、日常生活に不便を感じるどころか、むしろ満ち足りた生活をしていた。
 しかし姉のヘレンは客室乗務員として世界で活躍しつつも、妹の盲目は自分の所為だと感じ、日頃から角膜移植を勧めていた。ちょうどシドニーのロンドン公演の前にドナーが現れ、シドニーも姉の勧めを受けて角膜移植をすることにする。

 手術前、検査などがあるため早めに入院するシドニー。そこでは脳腫瘍で入院している少女・アリシアと仲良くなる。アリシアにも励まされ、手術は無事に成功。まだはっきりとは見えないけれど、ぼんやりと光を感じることができるようになった。
 眼帯をはずしたその夜、隣のベッドで寝たきりの女性が、黒い人影と共に病室を出て行くのを目撃する。翌朝シドニーが起きると、その女性のベッドはきれいに片付けられていた。看護師の話によると、夜半頃、亡くなったのだという。

 まだ完全ではないが、視力も取り戻しつつシドニーは退院することになった。今後はポール・フォークナー(アレッサンドロ・ニヴォラ)のもとに通院する。視力を取り戻した患者は、今までになかった洪水のような情報が視覚を通して入ってくる。脳がそれを裁ききれずに精神的にまいってしまう患者もいるためだ。

 一方、シドニーは夜、1時6分になると見たこともない殺伐とした部屋が見える。その世界では助けを求める少女が焼け死ぬ光景が見えるのだ。毎晩毎晩。ポールはそんなシドニーをストレスの所為だと診断する。しかしそれ以外にもシドニーには不思議なことが起きていた。
 成績表を探し回る少年、カフェで襲いかかってくる中年女性。しかしこれらは他の人には見えない。
 ある晩、シドニーは外に出かける。すると女性が自分の体を通過していった。振り返ってその女性を見ると、その女性もシドニーの体を通過したことに困惑していた。シドニーが通りの向こうで人が集まっているのを見つけ、恐る恐る近づくと、先ほどの女性が車に跳ねられ倒れていた。その女性を見ると、黒い影に連れて行かれてしまう。
 自分には死が見える!シドニーは近くにあった中華料理店に入り、ポールを電話で呼び出す。そこの中華料理店ではシドニーは全く無視されていた。と、すると急に鍋から出荷したかと思うと、あっという間に火の海となった。取り乱すシドニーだが、声をかけられ我に返ると、今までいたはずの中華料理屋は真っ黒の焼け跡に変わっていた。先日この中華料理屋は火事で全焼したのだという。
 ある日、アリシアが黒い人影と共にシドニーの前から消えてしまう。涙するシドニーだが、退院の時にアリシアと撮った写真を見て驚愕する。アリシアと写っている自分の姿は、鏡で見る自分の姿とは違う人物なのだ。この女性は誰なのか・・・。

 シドニーはこれが自分に角膜をくれたドナーではないか、自分が見るものはドナーの記憶だと思うようになり、ポールに提供者の素性を調べるように依頼する。ポールも守秘義務に違反すると知りつつ、シドニーに協力する。二人は角膜の持ち主であったアンナという女性の家族に会いにメキシコへと向かう。
 生前、アンナが涙を流すと人が死ぬことから魔女と呼ばれて虐げられていた。しかし、母親の話ではアンナは人の死を見ることができたのだという。すなわち、アンナが泣くから人が死ぬのではなく、人の死を見てしまって心優しいアンナは泣いていたのだ。
 ある夜、アンナは工場が火事になるのを予知した。彼女はそこで働く人たちを助けようとしたが、魔女の言うことに耳を傾ける者はいなかった。彼女の見たとおり工場は火事で多くの死傷者が出た。それがきっかけであんなの家はみんなから石を投げられるなどの虐待を受けた。助けられなかったことに傷ついたアンナは家の地下で首を吊って死んだのだ。
 アンナの母親と話すシドニーは後ろに黒い影を見た。「救急車を呼んで!早く!」そう叫ぶシドニー。すると母親は心臓発作で倒れてしまう。「あの子を助けて」そう言う母親。ポールは母親を病院に連れて行き、1人アンナの家に残るシドニー。
 ポールの帰りを待つシドニーだが、日が暮れると地下から物音がする。恐る恐る降りていくと、自殺を図るアンナの姿が見えた。霊となったアンナは毎晩毎晩自殺を繰り返していたのだ。シドニーはアンナを降ろし、彼女をなだめた。
 アンナを救うことができたと思うというシドニーは、ポールと一緒にロサンゼルスへと帰ろうとする。ところが国境は封鎖されていた。逃亡犯が近くを逃走しているためだ。寝ていたシドニーが起きて外を見ると、黒い影だらけだ。何かが起こるそう感じたシドニーは車から降りる。すると見たことのあるキャンピングカーが。その中には見たことのある少女の姿が。そう、毎晩1時6分に見る夢に出てくる少女だ。近くに止まっているバスにも見覚えがある。そのバスに乗り込んだシドニーが見たものは。黒い影だらけのバス。そして後ろのタンクローリーのナンバーは106。シドニーはバスに爆弾が仕掛けられている!と叫ぶ。あたりは騒然。逃げまどう人々。
 そんな時猛スピードで国境を突破した自動車がタンクローリーに激突し、大爆発を起こす。シドニーはキャンピングカーに閉じこめられた少女を間一髪救出することに成功したが、ガラスの破片で角膜が傷つき、また盲目の世界へと戻ってしまう。

 そしてロンドン公演。シドニーが盲目のバイオリニストとしてすばらしいしらべを奏でていた。




●感想、思ったこと(ネタバレなし)
 ジェシカ・アルバの最新作と言うことで興味を持ったのですが、予告編を観て、純粋におもしろいかも?!と思い、見に行くことに。
 前半は、かなり怖かった。アメリカンホラーによくある、ビックリどっきりではなく、原作がアジアンホラーなだけあって精神的な怖さもあります。観ている最中に、観たことを後悔したホラー映画は初めてです。
 後半はアメリカンホラーによくある殺人鬼なり幽霊などを倒すというパターンではなく、アジアンホラーによくある、理解して成仏させるパターン。もっとも、定子は閉じこめられた場所を見つけてくれた高山も呪い殺しちゃいますが。。。
 まぁ、そんなわけでアメリカンホラーでありながらアジア人にも受け入れやすかったのかも知れませんね。
 とは言え、この作品をB級ホラーでつまらないと評価している人も多いようです。でも、アメリカのホラー映画で予算をかけて有名な俳優を出して作ったA級ホラーなんでほとんどないのだから・・・。別にB級ホラーでも良いんじゃないの?と思います。ちなみにB級ホラーのなかでもバタリアンが好きです。
 それよりもなんで他国の映画のリメイクが多いかってところが気になります。個人的な意見ですが、日本人って外国文化でもそれをうまく取り入れる、いわゆる和洋折衷がうまい国民性ですよね。料にしたって、もともとインドのカレーと日本のそばを組み合わせてカレー南蛮そばとか作るし、言葉だって外国の言葉をカタカナにしてそのまま使っちゃったり・・・。でもアメリカ人って、いろいろな国の人々が集まっているわりに、ビバアメリカ、ビバキリスト教っていう感じがします。サタンとの戦いを映画にしたエンド・オブ・デイズやディアボロス、コンスタンティンは日本でもそれなりにヒットしているけど、アメリカで仏教の映画がヒットすることはおそらくあり得ない。他国の文化を理解してまで他国の映画を観ようとする人が少ないから、他国の映画やドラマは自国の文化にあわせてリメイクしないと受けないんでしょうね。(あくまでも根拠のない個人的意見です。)

 またまた話は変わりますが、イキガミでも角膜移植の話が出ていたのですが、そもそも角膜移植ってなんなのか解っていないので調べてみました。
 調べるまでは完全に網膜と角膜を勘違いしていました。視神経細胞が並ぶ膜を移植するなんて、最近の医療ってすごいんだと勝手に思っていたのですが、角膜は目の一番外側(涙の内側、水晶体よりもだいぶ外側)なんですね。網膜に焦点を合わせるのは水晶体の仕事だと思っていたのですが、水晶体よりも角膜の方が寄与しているのだとか。
 で、遺伝的疾患、外的疾患、外傷などによって、角膜が変形したり透明性が失われてしまった場合に移植が必要になるんですね。
 日本ではアイバンク日本骨髄バンクのように日本を統括する組織があるのではなく、各都道府県に置かれているんですね。(国内54ヵ所)

 なんか、映画とは全然関係ないことばかり書いてしまいましたが、個人的には楽しめた作品でした。

p.s.
 ジェシカ・アルバの腕って、意外に毛深いのね。。。



観て良かった度:●●●●● 5点










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この記事へのコメント

masya
2008年11月20日 19:04
シーズン2が尻切れトンボで終わった「ダークエンジェル」の女優さんでしたか?「タイタニック」のキャメロンの秘蔵っこといわれてた事があるような、ないような…。
手塚マンガ「ブラックジャック」に移植した網膜の持ち主の死ぬ間際のビジョンが見えるって内容の回がありましたが、この映画はそれよりも「シックスセンス」に雰囲気が似てましたね。恐い映画グロな映画がダメな自分も何とか大丈夫でしたけど、また失明しちゃって、次回作を匂わせてますねエ。
「バタリアン」とか「バイオハザード」は好きですか?「お姉ちゃんばら」って作品もバカバカしくって痛快でしたよ。
2008年11月21日 00:22
masyaさん、こんばんは。
そうです。ダークエンジェルの主役の子です。あのシリーズも好きだったんですが、シーズン2があんな終わり方でショックでした。
バイオハザードはゲームは好きですが、映画は微妙です。バタリアンシリーズは好きですよ!お姉チャンバラは観たことがないので。。。今度レンタルでもしてみようかな。

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