ミュージカル:ドリーミング




 今回は劇団四季のミュージカル、モーリス・メーテルリンク原作のドリーミングを観てきました。
 ちなみに明日はコーラスラインを観に行ってきます。


●ストーリー(ネタバレあり)
 深い森の奥にあるきこり(田代隆秀)が住んでいました。クリスマスイブの夜、きこりの息子チルチル(大徳朋子)とその妹ミチル(岸本美香)は、きれいに飾り付けがされ、ごちそうがテーブルに並び、賑やかなパーティーが行われている隣の家をうらやましそうに見ていました。
 そんな時、老婆・ベリリューヌ(光川愛)が家に入ってきました。ベリリューヌは娘の病気を治すために青い鳥を探して欲しいと言うのです。しかし老婆の恐ろしい姿にチルチルもミチルも怖がってしまいます。ベリリューヌは自分の姿が醜いか?と二人に問います。二人の答えを聞いたベリリューヌは本当のものの姿が見えていないと良い、チルチルにダイヤのついた帽子を渡します。この帽子をかぶってダイヤを回すと、これまで見えなかった物事の本当の姿が見えるというのです。
 チルチルが帽子をかぶってダイヤを回すと・・・。これまで恐ろしい姿だった老婆は美しい女性へと変身しました。
 それだけでなく、薄暗いきこり小屋は光に満たされ、パンの精(白瀬英典)、美しい水の精(柏谷巴絵)、牛乳の精(市村涼子)、砂糖の精(塩地仁)、犬の精・チロー(田中彰孝)、ネコの精・チレット(林香純)、そして光の精(沼尾みゆき)が次々と姿を現し、歌い踊り出します。
 そしてチルチルとミチルは彼らと共に青い鳥を探す旅へと出かけることになります。
 ところがこの旅が終われば精たちの命は力尽きてしまうとベリリューヌに言われてしまいます。人間に忠実なチローはそれでもチルチルとミチルに忠誠を誓い、旅を共にすることを誓います。しかしチレットはこのたびがずっと終わらなければ良いと、チルチルとミチルの邪魔をしようと考えます。パンはチローの意見もチレットの意見もどちらも正しく、どちらも間違っていると良い、精たちもどうすればよいのか迷いながら旅をはじめることになります。

 チルチルとミチルたちが最初に訪れたのは“思い出の国”。もう亡くなってしまった人たちが住む国です。そこでチルチルとミチルは亡くなった祖母(斉藤昭子)、祖父(田島亨祐)、そして弟と妹に再会します。久しぶりに出会った祖父母と弟たちと別れるのがつらいチルチルとミチルですが、青い鳥を捕まえて光の精のところに戻ります。ところが青い鳥を見ると黒くなってしまっていました。本物ではなかったのです。
 二人と精たちは次に夜の神殿に向かいます。そこには夜の女王(白木美貴子)がおり、夜の女王が管理する扉を一つずつ開けるチルチルたち。扉からは幽霊や病気が飛び出しますが、なんとかチルチルとミチルは青い鳥を見つけます。しかし捕まえた青い鳥は死んでしまったのです。これも本物の青い鳥ではなかったようです。
 次に訪れた森の国では、森の木を切り倒すきこりの息子であるチルチルとミチルは、カシの大王(田島亨祐)を代表とする木や動物たちに襲われてしまいます。
 幸福の神殿では、金持ちの幸福、おなかが空いていない時でも食べる幸福、ものの分からない幸福、何もしない幸福などあらゆる幸福たち、母の愛(白木美貴子)やたくさんの喜びに出会いますが、ここで見つけた青い鳥も本物ではありませんでした。
 墓地」では花の咲き乱れる死の静寂に出会い、「未来の国」では生まれ出でるこの世への土産を持ち、その時を今か今かと待っている子供たちと時をつかさどる老人(田島亨祐)に出会います。その中にはチルチルとミチルの弟になる子供もいましたが、彼の持つ土産は「病気」で長いこと生きられないというのです。

 幻想に満ちた世界を旅してチルチルとミチルは、あらゆるものに命が宿り、身近なところに幸せと不幸があることを知り、様々な経験をしました。しかし、もう夜明けが近づくとともにこの旅も終わろうとしています。しかし二人は青い鳥を手に入れることはできませんでした。二人が精たちと別れを告げると、夜が明けベッドから起き出します。
 長い時間家を空けていたはずなのに、父親も母親(白木美貴子)も、何時もの朝を迎えたようです。しかしこの朝はチルチルとミチルにとっては全く違う朝です。いつもの家と何も変わりはないのに、二人には輝いて見えます。そんな時、チルチルが飼っている鳥がいつもに増して青く見えるのに気がつきます。
 「なんだ、ぼくたちが探していた青い鳥だ!ぼくたちずいぶん遠くまで行ったけど、この鳥ずっとここにいたんだな…」
 そんな時、隣に住むベランゴーおばさん(光川愛)が入ってきます。病気の娘がチルチルが飼っている鳥が欲しいと言うのです。「いいよ!」チルチルはこの青い鳥をベランゴーの娘(沼尾みゆき)にプレゼントすると、あっという間に病気は治ってしまいます。ところが一瞬の間に鳥は飛び去ってしまうのでした。






●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 青い鳥って童話って知ってました?兄妹が幸せの象徴である青い鳥を探すって言う話と言うことは知っていましたが、詳しいことは知りませんでした。このミュージカルを観て初めてストーリーを知りました。
 この物語は1908年のベルギーで作られたそうです。ドリーミングのホームページを見ると1914年の第一次世界大戦に向けて自国の利益を主張ばかりしている不安定な時期だったそうです。そう言う時代だったからかどうなのかわかりませんが、とても深い内容。深すぎて原作者のモーリス・メーテルリンクが言いたいことが本当に観た人、読んだ人に伝わっているのか。。。当然僕にもです。
 本当に追い求めているものは実は自分の近くにあるが、それを気づくために人は遠回りをするというのはホントに人の人生のようです。そして苦労して手に入れた幸せもちょっとした不注意で逃げていくのもまた人生ですよね~。
 まぁ、難しい話は置いておいてこの作品、正直言って途中までは大したことないなぁと思っていました。でも第二幕の幸福の神殿が幻想的ですばらしい。ドリーミングのページのフォトギャラリーにもその写真がありマシが、水色のバックなだけでなんの大道具も必要としないシーンなのですが、シンプル・イズ・ベストなのか、本当にきれいで幻想的。別に涙するシーンではないのですが、なんか涙がこみ上げてきます。
 未来の国(生まれ出る子供たちの国)もとてもすてき。こんな遅い時間にこんな子供たちが出演して良いの?ってちょっと心配してしまいましたが、そのシーンはまだ9時前だから大丈夫なんでしょう。そう言えば観に行った日はその子たちの親なのかなぁ?っていう人がいっぱいいました。
 青い鳥って同様ですが、大人が観ても十二分に楽しめて、十二分に考えさせられるストーリーです。お気に入りのミュージカルが一つ増えました。もう一度観に行きたいけど、ボーナス減るしなぁ~~~。

 まだつけてないけど、青い鳥のストラップとネコのチレットのストラップを買っちゃいました。なぜ、イヤな役のチレットかって?だって林香純さんがかわいいからです。(笑)





観て良かった度:●●●●○ 4点 最低1点、最高5点











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  • ドリーミングをみました

    Excerpt:  11月21日土曜日の夜の部のドリーミングをみました。青い鳥をベースにした舞台装置のこった舞台です。青い鳥■『ドリーミング』 (四季劇場[秋])チルチル : 大徳朋子ミチル : 岸本美香犬のチロー :.. Weblog: なりゆき散策日記 racked: 2010-01-17 15:52