ミュージカル:アイーダ





 劇団四季のディズニーミュージカル第3弾。昨年10月3日開幕のアイーダを見てきました。




●ストーリー(ネタバレあり)
 とある博物館のエジプト展。ファラオ(前田貞一郎)の娘であるアムネリス王女(光川愛)や、将軍ラダメス(阿久津陽一郎)の墓などが展示されているこの展示に多くの見物客が訪れている。そして、アムネリス王女は当時の物語を語り出す。

 時は古代のエジプト。ファラオが死は良いする強大な王国は、ナイルの恵みを受け発展してきた。さらなる領土拡大を狙って隣国ヌビアに攻め入るため、ラダメス将軍率いる一行が調査のためヌビアに向かった。
 ラダメスらは調査を終え、そこで捕まえた女性を奴隷として帰還しようとするその時、奴隷の一人が隙を見て剣を奪い取り反乱を企てる。しかしその抵抗もむなしくラダメスに取り押さえられてしまう。彼女の名はアイーダ(濱田めぐみ)。ヌビアの国の王女だ。だがそんなことを知らないラダメスはアイーダをフィアンセであるアムネリス王女に侍女として贈る。
 アムネリスは物怖じしないアイーダに驚くが、フィアンセであるラダメスに会えない寂しさ、王女としての自由のない辛さなどをわかってくれるアイーダに信頼を寄せるようになる。それもそのはずアイーダもまた王女なのだから。
 ヌビア遠征の成功を祝う晩餐会が行われた。ファラオはアムネリスとラダメスの婚姻を7日後に行うことを宣言する。と言うのはファラオは最近体調がよくなく、元気なうちに後継者を決めておきたいと思っていたからだ。喜ぶアムネリスとは裏腹にラダメスは落胆していた。ラダメスは冒険を楽しんでおり、もし国王になればそれが出来なくなるからだ。しかしそれだけではなかった。あの奴隷・アイーダが気になるのだ。
 一方、この結婚を喜ぶ者がもう一人いた。それはラダメスの父親である総督・ゾーザー(田中廣臣)である。彼は息子ラダメスを王に据えることを夢見ており、そのためにファラオに毒をもって殺そうとしていたのだ。

 落胆するラダメスにアイーダは声をかける。「自分の運命が気に入らないのなら、変えればいい。」その言葉にラダメスは奴隷をとり、隣国の民衆を殺して領土を拡大していった自分の過去を反省するようになる。
 一方、奴隷として連れてこられたメレブ(有賀光一)をはじめ多くの奴隷たちは自国の王女であるアイーダが連れてこられたことを知り、彼女が自分たちを救う唯一の希望であると思い始める。しかしアイーダは今では自分も奴隷の身、どうすることもできないと皆に言うが、自分も民をまとめる王女の身、祖国再生を目指して指導者を象徴するローブをまとって自分の運命を受け入れる。
 奴隷でありながら勇気と気高さを失わないアイーダに、ラダメスは恋心を持つようになる。一方、過去の過ちに気づき、新たな人生を送ろうとする姿を見てアイーダもまたラダメスに惹かれる。しかし隣国の王女で、フィアンセの侍女であるアイーダとの恋は許されるものではなかった。
 そんな時、ヌビア王のアモナスロ(川原洋一郎)、つまりアイーダの父親が捕まったとの報告が入る。悲しむアイーダだが、メレブとともに脱獄させる計画を立てる。二人はアモナスロに会いに行くが、アモナスロはアイーダが敵国の将軍であるラダメスに恋心を抱いていることを知り、激しく反対する。
 一方、ゾーザーもまたラダメスが敵国の奴隷に恋していることを知り、ゾーザーは手下にアイーダの抹殺を命令する。自分がアイーダだと名乗ろうとしたのを他の奴隷が静止し、自分だと名乗りだしたネヘブカ(松本昌子)はアイーダの身代わりとして殺されてしまう。

 ラダメス、アイーダそしてアムネリス、それぞれの愛が交差する中、いよいよ結婚当日を向かえる。

 ラダメスは婚姻の時ならば船着き場の警備も手薄になると、一艘の舟を用意し、アイーダに脱げるように告げる。自分もまた国を抜け出し、ヌビアとの国境にある美しい中州で二人で暮らそうというのだ。アイーダとメレブ、そしてアモナスロは船着き場へと向かう。
 しかしヌビア王脱獄の知らせは思いの外早く知れ渡り、ゾーザーらが船着き場へと向かう。ラダメスも又婚姻の儀を抜けだしそこへと向かう。ラダメスはそこでアイーダがヌビア王女であることを知り、ヌビア王を逃すことに成功する。しかしメレブはゾーザーによって殺され、アイーダとラダメスはファラオの兵によって捕まってしまう。
 ファラオとアムネリスによって裁かれることになったラダメスは、国を裏切った罪により処刑が言い渡される。アムネリスはラダメスとアイーダを同じ墓に入れるように言うが、ファラオは、それではお前の愛を裏切った者に情けをかけることになると反対する。しかしアムネリスは自分の意見を曲げなかった。
 狭く暗い墓に二人生き埋めにされたアイーダとラダメス。「たとえ100回生まれ変わっても君を見つけ出すよ...」永遠の愛を遣いながら二人は死んでいく。


 現代の博物館。将軍ラダメスの墓になぜか惹かれる男性と女性。初めてあった気のしない二人は墓の前で見つめ合う。





●感想、思ったこと(ネタバレあり)
> 発売日を忘れてしまっていて一般販売後にチケットを購入したので、良い席を取ろうとしたらこんな時期になってしまいました。でもそのおかげで前から5列目という、キャストの表情もばっちりわかる良い席での鑑賞です。
 エルトン・ジョンが作曲を務めただけあって、ロック的な感じの曲、R&B、エジプトを思い浮かべるソウル的な音楽などバリエーションがおもしろい。それにあわせたダンスもおもしろくて、いくつかわかりませんがそんなに若くないであろう田中廣臣(ゾーザー役)も踊り跳ねていました。田中さんのイメージがちょっと変わったかも。
 さてさて、キャスト表を見てビックリ!主役が濱田めぐみさんと阿久津陽一郎さんこれはゴールデンコンビ!他の日はどんなキャストなのかプログラムを買わなかったのでわかりませんが、これは豪華キャストです。喜んでいると後ろのお客さんも「これはなかなかない贅沢な組み合わせだわ!」と喜んでいる人たちが。詳しい人に連れてこられた友達同士のグループみたいですが、一番詳しそうな人がいっていました。このゴールデンコンビを喜んでいるのは僕だけではなかったんですね。もう、この配役だけで超ウキウキです。
 幕を開けると博物館のシーンから。観客が展示物に触ろうとして警備員に注意されるという細かい演出もにくいです。そして展示物であったアムネリス王女がいきなり歌い出します。アムネリス王女の光川愛さん、ウィキッドではアンサンブルなど、あまり主役級の役を見たことがないのですが、今回は助演です。今まで脇役やアンサンブルだったのが不思議なくらい演技も歌も良かったです。
 有賀光一さんはいろいろな舞台で助演を務めているけれどなかなか主役級の役はもらえないですね。まぁ確かに主役としては貫禄というか威厳というかパワーがないですよね。

 永遠の愛がテーマのこの舞台、他のブログを読むと「100回生まれ変わっても君を見つけ出すよ...」なんて言われてみたいなんて書いている人もいますが、実際に僕なんかが言ったら笑われるか、しらけますよね~。阿久津さんに言われるならいいかもしれないけど。こういう女性がキュンキュンしちゃいそうな台詞って、台詞の中身よりも、誰に言われるかも大事なんではないでしょうか。
 歌とストーリーにのめり込み、あっという間に幕が下りてしまいました。二人が墓の中で愛を確かめ合うシーンや幕が下りるシーンなんか、映画を見ているみたいな演出。最初から最後まで手を抜きません。
 カーテンコールは最初はおとなしめだったので2回目くらいで会場は点灯し明るくなりました。でも僕をはじめ数名が立ちはじめ、3回目はもう客席が明るくなってからの完全スタンディングオベーション。幕が下りて帰る人もちらほらいたのですが、多くのお客さんは拍手をやめないためちょっと間を置いてから4回目、そして5回目のカーテンコールです。トータル5回。今回のカテコはちょっとタイミングが・・・。

 終わると例によってすばらしいイルミネーションがミュージカルの余韻にさらなる光を照らします。本当にすばらしい公演でした。

 そう言えば、人が人を殺すのってディズニー作品にしては異例かも。。。





観て良かった度:●●●●● 5点 最低1点、最高5点











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