映画：ソルト

アクション映画やスパイものって好きなんです。なのでとても楽しみにしていて公開してすぐにでも観に行きたかった作品なんですが、公私ともに忙しくてようやく観てきました。しかも記事にするのが結構遅くなっちゃったので、若干忘れ気味ではありますが、今回の記事はソルトです。

●ストーリー（ネタバレあり）

　北朝鮮でアメリカ人女性・イヴリン・ソルト（アンジェリーナ・ジョリー）がスパイ容疑で逮捕され、拷問を受けていた。リンク石油会社の社員で一般市民だと主張するソルトに対して北朝鮮側は執拗な拷問を続ける。
　ところが北朝鮮とアメリカは捕虜交換を行うことが決定され、ソルトも解放されることになる。恋人で蜘蛛学者のマイク（オーガスト・ディール）がアメリカ政府に働きかけをしたからだ。マイクとソルトはその後結婚する。ソルトは結婚後も仕事を続ける。リンク石油会社という隠れ蓑を利用し、CIAの情報分析官としての仕事を。
　そんな時、ロシアから亡命を求めるオルロフ（ダニエル・オルブリフスキー）がCIAに身柄を映されてきた。彼はただの亡命者ではなく、米ソの冷戦時にスパイを養成していたという教官というのだ。彼はCIAに対してある密告をする。それはそのスパイがアメリカ副大統領の葬儀のために訪れるロシア大統領（オレク・クルパ）を暗殺するというのだ。ロシアの大統領を暗殺することで再び冷戦を引き起こそうというのだ。そしてそのスパイの名は、イヴリン・ソルトだと言う。
　二重スパイの容疑をかけられたソルトは同僚の手によって監禁される。ソルト身の潔白を訴え、ロシアのスパイなら夫のマイクにも手下が向かうはずだと、夫の保護を求める。その願いを聞いてもらえなかったソルトはCIA本部から脱走し、自宅へと向かう。自宅には夫の姿はなく、何者かの手によって連れ去られた形跡が残っていた。当然CIAもソルトの自宅に向かう。ソルトはかくしていた銃など、簡単な身支度を済ませて自宅を後にする。
　逃走したソルトは金髪の髪を黒く染め、返送をする。一方、CIAやシークレットサービスは副大統領の葬儀の警備をさらに強化する。
　ソルトは地下鉄から教会へと侵入し、いとも簡単にロシアの大統領を暗殺してしまう。しかしソルトは同僚のピーバディ（キウェテル・イジョフォー）に捕まってしまう。
　暗殺が成功し、ロシアとアメリカの関係に亀裂が入る。ソ連側がミサイルの準備を始めたことで国防総省はデフコンを引き下げ緊張状態になる。
　捕まったソルトは護送中に再び脱走し、CIA本部から脱走したオルロフに接触する。そこには昔一緒に訓練を受けた仲間が集まっていた。オルロフらはソルトの忠誠を確認するため、ソルトの目の前で夫のマイクを殺害してしまう。
　夫の死を目の当たりにしたソルトはオルロフから次の作戦を聞き出した直後、オルロフや仲間らを皆殺しにしてしまう。次の作戦とは、NATOに侵入しているスパイと共にアメリカ大統領（ハント・ブロック）を暗殺することだった。ソルトはNATOのシュナイダー（コリー・ストール）と合流し、ホワイトハウスに侵入する。ところがシュナイダーは大統領を狙って自爆するものの、失敗に終わる。ホワイトハウス内での大統領暗殺未遂事件もあって、大統領は地下のバンカーに避難することになるが、ソルトの上司であるCIAのウィンター（リーヴ・シュレイバー）も一緒にバンカーに潜る。ソルトはバンカーに降りた大統領を追ってバンカーに向かう。
　ウィンターもロシアのスパイで、彼の目的は核兵器の発射コードとそれを承認する大統領を集め、中東に核兵器を発射することだった。そのためにはデフコンを引き下げ、大統領をバンカーに避難させるのが手っ取り早い方法だったのだ。ウィンターの計画通り事は運んだ。
　「自分もお前と同じ二重スパイだった。どんなにその事を打ち明けたかったか。」というウィンターだったが、その時、ロシアの大統領が無事だったことが報道された。ソルトは夫の部屋にいた蜘蛛から毒を抽出し、大統領を仮死状態にさせただけだったのだ。その報道を見たウィンターはソルトが裏切ったことを知り、核ミサイル発射の準備を急ぐ。一方、ソルトは核ミサイル発射を阻止するべくバンカーへ侵入し、ウィンターと格闘する。
　間一髪ミサイル発射は阻止できたものの、ソルトがバンカーに向かっていることを知って追ってきたピーバディに捕まってしまう。ホワイトハウスから連行される際、一瞬の隙をうかがってソルトは手錠の鎖でウィンターを殺害する。
　ソルトはヘリで護送されるが、護送中の間だけ尋問を許されたピーバディに黒幕がウィンターであることを告げる。ピーバディはオルロフの殺害現場にマイクの死体やソルトの指紋があったこと、警備をいとも簡単にかいくぐって教会やバンカーに入ったほどのスパイが、ロシア大統領の暗殺をしくじるはずがないことを考え、ソルトの話を信じることにする。ピーバディはヘリから逃げたように見せかけソルトを逃がすことにする。ソルトはポトマック川に飛び込み、逃走を図る。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　女００７を演じてみたいというアンジェリーナ・ジョリーの一言が発端となって企画された本作品。（と言うか、主役が男から女性に変更された。） CIAではスパイと言うよりも事務員的な感じですが、それが消化器などで簡易的な爆弾を作ったり、車の上を跳んだり跳ねたり、いとも簡単に教会に侵入する超エリート凄腕スパイになっていく様は圧巻。これぞスパイ映画の醍醐味って感じでした。金髪のアンジェリーナ・ジョリーは違和感ありましたけどね。
　ストーリーは、、、蜘蛛を研究しているというシチュエーションだけでクモの毒が何かしらの形で出てくるんだろうなと言うのは想像がつきます。予想どおりクモから毒を抽出しています。殺したいのであれば銃を使えば良いのに、わざわざクモ毒を使うってことは、誰かを死んだように見せかけるんだろうな、としたらロシアの大統領を仮死状態にするんだろうなというのがわかってしまう。
　マイクのクモから毒を抽出したシーンを入れればオチが見えてしまうし、かといってそのシーンを省略すれば実は大統領は真でなかったんだよ～んというのがとってつけたように見えてしまうし、監督もこのシーンをどう処理するか迷ったんじゃないでしょうか。
　オチはわかってしまいましたが、展開のテンポの良さに引き込まれて、これぞスパイ映画というできだったと思います。超おもしろい！と言うわけではなかったですが、映画の世界に引き込まれるなおもしろさでした。

観て良かった度：●●●●○ ４点　最低１点、最高５点

• ソルト公式サイト
  
• ソルトDVD(Blu-ray＆DVD版はこちら)
  
• フィリップ・ノイス(監督)
  
• カート・ウィマー(脚本)
  
• アンジェリーナ・ジョリー(イヴリン・ソルト 役)
  
• リーヴ・シュレイバー(テッド・ウィンター 役)
  
• キウェテル・イジョフォー(ピーバディ 役)
  
• ダニエル・オルブリフスキー(オルロフ 役)
  
• お買い物は、全品送料無料^※で。
  
• 楽天市場のポイントもたまるもどうぞ。
  

※終了期間未定の期間限定キャンペーンです。実際の送料は注文時にご確認ください。

Comments

[風子]

とにかく、ジョリーのアクションがすごいと思いました。ジェイソン・ボーンかと思いました。

[よしな]

風子さん、コメントありがとうございます。
アンジーのアクションすごかったですよね。テンポも良く、映画の世界に引きずり込まれるような映画でしたね。