劇団四季:スルース(探偵)




 今回のストプレは劇団四季のストレートプレイスルース(探偵)を見てきました。
 前回のストプレは去年のエクウス(馬)だったので、1年以上ぶり。久々の観劇です。




●ストーリー(ネタバレあり)
 初老の推理小説家・アンドリュー・ワイク(志村要)の家に青年が訪ねてきた。彼の名はミロ・ティンドル(下村尊則)。二人の関係は一人の女性をめぐってのライバル。その女性とはアンドリューの妻・マーガレット。ミロはマーガレットの愛人なのだ。アンドリューはそんなミロを招いてこう言う。

アンドリュー:「君はうちの家内と結婚したいということらしいが…」
ミロ:「…ええ。勿論、あなたのお許しを頂ければ、ですが…」

 ミロは愛するマーガレットと暮らすことを望んでいるが、旅行業を営み事務所に寝泊まりするミロにとって浪費癖のあるマーガレットを喜ばすことが出来るか不安も抱えている。一方、アンドリューは妻と別れ若い女と再婚することを考えている。そこでアンドリューはミロにある提案をする。
 それはこの家にある高額な宝石をミロに盗めと言うのだ。アンドリューは宝石にかけた保険金を手に入れ、ミロはアンドリューが紹介する闇証人に宝石を売ることで、マーガレットを養う金を手に入れることが出来る。
 二人は部屋を荒らし、金庫を爆破させ、ミロが宝石を盗もうとするが、アンドリューはミロに銃を突き付ける。

ミロ:「何だってそんなことをするんです?どうしようと言うんですか?」
アンドリュー:「極めて明瞭。君を殺そうとしているんだ。」

 私が黙って妻を渡すと思うか。愛してはないがマーガレットは妻だと言うと、アンドリューは引き金を引き、ミロは倒れ込む。

 第2幕は反転で。
 数日後、アンドリューの家をドプラー警部が訪れる。ミロが行方不明になり、その捜査をしているというのだ。ミロは酒場でアンドリュー家に行くと言い残したあと、目撃されていないというのだ。警部は壁にある弾痕を見つけ、さらに庭を掘り返した後、そして階段に血痕を見つけ、アンドリューに詰め寄る。アンドリューは、ここでミロとゲームをしたという。確かに2発は実弾で壁に当たったが、3発目にミロに向けて撃ったのは空砲だという。さらに警部は洋服ダンスからミロのスーツを見つける。そんなゲームをしたと言うより、ここで殺人事件があったと考える方が自然だという警部。一方アンドリューは死体がなければ起訴できないと反論するが、最近は死体が見つからなくても起訴できるという。警部がアンドリューを逮捕しようとした瞬間、警部が変装をとく。なんとドプラー警部の正体はミロだったのだ。
 アンドリューはゲームにゲームで返され、負けを半分認めつつもこの結果に大満足する。そしてミロと一緒に住もうという。
 しかしミロは1勝1敗であることを認めていない。ミロの復讐はさらに続く。
 それはアンドリューの愛人であるティアを殺したという。そしてこの部屋に3つの証拠を残したというのだ。さらに10時に警察を呼んであると。あと1時間足らずの間に3つの証拠を見つけ処分しなくてはならない。
 アンドリューはミロのヒントを元に、水晶の腕輪、彼女の靴、ストッキングを見つけ出す。しかし警察はやってこなかった。
 そしてティアは生きていることをミロは告白する。アンドリューはティアをセックスオリンピックの選手級に彼女を喜ばせていると言っていたが、ティアに夜とアンドリューはインポテンツで、しばらく抱かれていないことに不満を持っており、ミロのこの殺人事件ゲームに協力したというのだ。オリンピックは参加することに意義があると言うが、あんたは参加することさえ出来ないとミロはアンドリューの自尊心を傷つける。
 超えてはならない一線を越えたミロは、アンドリューに銃を突き付けられる。警察を呼んだのは本当だよと言うミロの言葉に耳を貸さないアンドリューは、引き金を引いてしまう。今度の銃には空包ではなく実弾が入っていた。
 そしてそこに警察が現れ、アンドリューは捕まってしまう。

※括弧内は鑑賞日のキャストで、別の日は別のキャストが演じている場合もあります。





●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 なんとこの日はオフステージがありました。早速開演前にオフステージの申し込みをします。
 そしていよいよ開演。メインの出演はたったの2人。つまり2人の演技次第でこの作品の善し悪しが決まると言っても過言ではない。その1人が様々な作品に出演している志村要さん。吉沢梨惠さんが劇団四季を去ってフリーでの活躍を目指している今、劇団四季で1番好きな俳優です。実力派の俳優です。
 一方ミロ役の下村尊則さんはたぶん見かけたことはあると思うのですが、まったく記憶のない(笑)イケメン俳優。そんな下村さんがパンツ姿になると女性の観客から笑い声などが漏れてきます。
 第2幕ではホントに死んだの?生きてるの?とドキドキ。最後の最後まで結末の読めない展開にハラハラでした。全く騙されてしまいました。

 そして第2幕が終わると一度ロビーへ。パフレットを買おうか迷っていたのですが、見本を見ると東野圭吾さんのコメントが載っていたので、買ってしまいました。そうこうしているうちにオフステージの準備が整い、会場へ。
 主演の2人がアガサ・クリスティーの一遍を朗読。なんじゃそりゃ。つまんないオフステージだと思ったら、主演の2人はそれっきり。そしてその後、“ゲーム”が始まります。
 以下、反転で。
 最初のゲームはクイズ。1問めの「ミロのお父さんの仕事は?」はほとんどの人が正解。しかし2問めでは半分くらいの人が不正解。僕もここで不正解。3問めの問題でスルースが2007年に映画化されたことを知りました。舞台の角度など誰も知らねーよというような問題などをクリアした十数名。僕は2問め以外は正解だったのですが、全問正解でないとあるプレゼントは受け取れません。そのプレゼントとは。ステージで、主演の2人と一緒に写真を撮ってもらえるのです。でも、写真を撮ってその後どうなったのかは不明です。
 一息つくと、マーガレットのひとりごとが聞こえてきます。声は最初は八重沢さん?かなと思ったのですが、後半は違うような気がしてきた。うるさい夫とウザイ愛人が両方いなくなってせいせいしているマーガレット。そんなマーガレットが「上をご覧なさい」と言うと会場中が天井を見ます。すると大きなトランプが降ってきます。ステージ監督が本当のトランプをひき、同じカードを持っている人が、劇で使われている銃を使って置物を撃つという体験が出来るというのです。見事置物が壊れます。疲れたでしょうからとソファーに座らされるとメイドが紅茶?コーヒー?を持ってきます。くつろいでいるのもつかの間。会場から「え~っ!」と悲鳴にも聞き取れる声が。でも、ソファーに座っている方は何が起きているのかわからない。次の瞬間ステージは暗くなり、再び明るくなった時にはステージにいた人は幽霊に連れて行かれて・・・。
 僕は一番左の扉の近くだったので、その後幽霊に連れて行かれて人がそちらの扉から戻ってくるのを見てしまいました(笑)。

 短かったですが、おもしろいオフステージでした。

 その後は、藪へゑで、おでんとビール、焼酎、おそばなどをいただきます。お会計をすませて帰ろうとして建物を見たところでレシートを見ると、800円払った金額が少ないことに気がついた。このまま帰っちゃおうか払いに戻るか悩んだ末、払いに戻ることに。するとこちらのミスなので600円だけちょうだいさせてくださいと、200円負けてもらえた。得したんだか損したんだかわからないけど、素直に喜んで電車に乗ります。。。





観て良かった度:●●●●● 5点 最低1点、最高5点




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この記事へのコメント

2010年12月04日 22:56
はじめまして。
私も先月26日に『スルース』を観ました。大変満足できました。
ジュード・ロウとマイケル・ケインの映画版もあるんですね。早速見比べてみます。
わざわざお店に戻ったブログ主さんを尊敬します。私も同じ行動をとると思いますが、アンドリューのように気持ちを翻すかもしれません(笑)。
2010年12月05日 12:03
藤部八幡さん、コメントありがとうございます。
北海道からの関東旅行で観られたんですか!「大変満足」とありますので、遠くからいらっしゃった甲斐がありましたね。
僕も映画版はまだ観ていないので、TSUTAYAに借りに行きたいです。
来年はバイクで北海道に行こうかなと考えていますよ。
藤部八幡
2010年12月06日 23:55
コメントにレスを下さりありがとうございます。
北海道にツーリングですか!? それはいいですね。私は仕事の関係で来年日本のどこにいるかわかりません(笑)。北海道のままならいいのですが。
私もバイク乗りますがまだまだバイカーとして半人前です。まだ山形の米沢ぐらいまでしか行ってません
また寄らせていただきます!
2010年12月07日 03:22
藤部八幡さん、こんばんは。
藤部八幡さんは転勤がおありなんでしょうか。大変ですね。
バイクは、去年大型免許をとって、今年は東京から九州まで
行ってきましたので、来年は北海道かなと。北見の方に
友人がいますので会いに行こうと思っています。北海道は
冬になるときっと乗れないんでしょうね。。。

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    Excerpt: リメイク版の映画を観て、オリジナル版の映画を観て、今度は劇団四季の舞台版を観てきました。 元々は舞台劇だったのだから、完全に順番逆に観てますね。 でも、最後にデコレーションを廃した”純粋な形(.. Weblog: 【徒然なるままに・・・】 racked: 2012-09-30 20:04