ミュージカル:人間になりたがった猫




 おととい見たファミリーミュージカル劇団四季雪ん子の感動が冷めぬまま、同じくファミリーミュージカルの人間になりたがった猫を見てきました。子供向けと思いきや、こちらのミュージカルもウルウルしてしまいました。
 実はこの作品、人間になりたがった猫が発売されていて、買ったんです。ところが、まだ半分しか見ていないのにトラブルが!家のテレビを地デジに置き換えた時に、VHFのアンテナをはずしたため、ハードディスクレコーダーも使えなくなってしまいました。売ろうにももう売れないので仕方なく廃棄に。その時、DVDを中に入れっぱなしで捨てちゃったんです。なんてもったいない。




●ストーリー(ネタバレあり)
 こんにちは。ぼくは猫のライオネル(川上一哉)。とっても人間に興味があるんだ。ぼくも少しは知っているんだ。人間ってとっても大変なんだってね。働かなきゃいけないんだって。
 森に魔法使いのステファヌス博士(種井静夫)と一緒に暮らすライオネルは猫だけど魔法で人間の言葉を話せるようになった猫だ。ライオネルは人間になりたがっているが、ステファヌスは大の人間嫌い。以前はブライトフォードの街に住んでいたが、人間を嫌って人里離れた森の奥、ここダンスタンの森に住むようになったのだ。
 ライオネルはステファヌスに人間に変えてくれるようにお願いする。博士は怒り、ライオネルを2日間人間の姿に変える。感謝するライオネルだが、これは言わば罰だという博士。人間の愚かさを見てこいと言うのだ。2日後には合図として鐘を鳴らす。4つなるまでに戻ってくることが条件だ。そしてもう1つ。何かあった時に魔法の鎖骨をくれた。これは行き先を願いながら骨を裂くとその場所に瞬時に移動できるのだ。もちろんこの森に戻ってくることだって可能だ。
 大喜びのライオネルは早速ブライトフォードへ向かう。初めて履く靴で、靴擦れを起こしたライオネルは通りがかりの医者、と言っても今はしがない薬売りのタドベリ先生(吉谷昭雄)に出会って、薬を塗ってもらう。また途中で魚屋のトリバ-(佐藤夏木)に出会って、一緒に街へと向かう。
 初めて見る街。右を見ても左を見ても初めてのものばかり。そんな時、スリに出会ったライオネルだが、猫の鋭い感覚でスリを捕まえる。スリは見逃してくれる代わりに銀貨をライオネルに渡す。初めて見る銀貨に、ライオネルは口に入れるが食べられない。なんだこれ?心配になったステファヌスが横から、それはお金といって食べ物などに交換できる者だと教えてくれる。
 次に現れたのはインチキ勝負師。銀貨を隠して、それを見つけられたら5倍にも10倍にもしてやるという。ライオネルはまたも鋭い感覚で、勝負師の手の中に銀貨があることを見抜く。
 この勝負師に初めて勝利したライオネルは、すぐに街の人気者に。しかし衛兵が街の騒ぎに気がついてやって来た。衛兵の隊長・スワガード(川原洋一郎)はライオネルから銀貨をだまし取ってしまう。お金がなければ食べ物も買えないというライオネルにスワガードは町外れの宿屋のジリアン(小川美緒)にキスをすれば美味しいものをたらふくごちそうしもらえると嘘を教える。
 それを信じたライオネルは早速宿屋に向かう。宿屋には一足早くタドベリが到着している。ライオネルはジリアンを見つけキスをしようとしますが、キスが何かを知らない彼はタドベリにキスを教えてもらい、ジリアンの頬にキスをする。
 ジリアンはカンカンになるが、それがすぐにスワガードの仕業と気がついて、2人は仲良くなる。ジリアンはライオネルとタドベリにごちそうをふるまいたくても税金が高くて商売が出来ずに、材料も買えないという。そこでタドベリはみんな材料を持ち寄ってパーティーをしようという。早速市場のみんなが食材を持ち寄って集まるが、集会は禁止しているとスワガード率いる衛兵がやってくる。
 スワガードは逮捕しない代わりに口止め料を奪ってみんなを家に帰す。しかも子ども(和田侑子)からも巻き上げる。しかしライオネルとジリアンが仲良くなっているのを見たスワガードは悔しがり、ライオネルに襲いかかる。と言うのもスワガードはジリアンに好意を寄せていたのだ。
 元々猫のライオネルはすばしっこく、スワガードや衛兵をあっという間に返り討ちにしてしまうが、仲間を殺そうとする人間が恐ろしくなり、森へ帰ろうとする。森を想像しながら博士からもらった鎖骨を裂くが何も起こらない。さっきの騒ぎで鎖骨が唐揚げの骨とすり替わってしまったのだ。ライオネルとタドベリは歩いて街を出ようとするが、ジリアンのことが心配になったライオネルは街に引き返すという。ライオネルもジリアンに好意を寄せていたのだ。それを聞いたタドベリも街へ戻ると言うが、その時、2人はスワガードたちに捕まってしまう。
 一方、スワガードはジリアンの宿屋に火をつけ、自分が助けに入って気を引くという悪巧みを進める。ジリアンの宿屋が火事であることを知ったライオネルは魔法の鎖骨で宿屋へと向かう。そこでは最上階にジリアンが閉じこめられているものの、すごい炎で助けには行けない。街の人たちは必死に火を消そうとしますが火の気は弱まらなかった。
 ライオネルは水をかぶってジリアンを助けに向かう。しかしその一方で、スワガードもジリアンを助けにいく。スワガードが最上階に着いた時はすでにジリアンはライオネルによって助けられていた。しかし今度はスワガードが最上階に取り残されてしまう。「あんな奴、ほっとけばいい。」と言う街の人たち。しかしライオネルは「どんな人でも、命は大切なんだ。」とみんなの反対を押しのけてスワガードを助けに向かう。
 無事に助け出すことに成功したものの、スワガードは大けがをしてしまう。しかし街の人たちは薬も渡そうとはしなかった。ひどいことばかりをしてきた自分を、危険を覚悟で助けに暮れたライオネルを見たスワガードは今まで悪事を反省して、みんなにあやまる。
 ちょうどその時、約束の時間が。合図の鐘が鳴り響く。ライオネルは博士の待つダンスタンの森へ向かう。
 ライオネルが博士の元に戻ってくると、そこにはタドベリ先生がいた。タドベリはなんとかライオネルが人間のままでいられるように頼みに来ていたのだ。しかし願いは聞き入れられない。ライオネルを追ってきたジリアンや街の人たちからもステファヌスに頼むが、ステファヌスはライオネルを猫に戻そうとする。
 しかしいくら呪文を唱えても猫には戻らない。心まで人間になってしまったライオネルは、ステファヌスの呪文では猫に戻すことが出来ないというのだ。猫に戻らなくて良くなったライオネルは、ジリアンと暮らすことを決める。

※括弧内は鑑賞日のキャストで、別の日は別のキャストが演じている場合もあります。




●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 劇場に着くと、初老の男性がぽつんとたっていた。よく見ると劇団四季創設者の一人でり、芸術総監督を務める浅利慶太さん。「いつも楽しませていただき、ありがとうございます。」と握手を求めました。握手をしていただけたものの、返事は素っ気ないものでちょっとがっかりでしたが、まぁ確かにぺらぺらとしゃべられても幻滅ですね。ちなみに奥様は劇団四季の女優・野村玲子さんで28歳も年下なんですよね。
 前置きはこのくらいにして、前半はDVDで観ていますので、ストーリーは知っています。でもやっぱりナマで観るのは迫力が全然違いますね。スワガードの振る舞いに笑ってしまいます。ちなみにライオネルの川上さんはDVDでも出ていますが、スワガードは名前は忘れましたが別の方ですね。パーティーのシーンも本当に楽しそう。
 第2幕は観ていないのでストーリーは知りません。クライマックスの火事のシーンは本当に火事でセットが壊れるんじゃないかと思うくらい迫力。そして自分の命の危険はかえりみず、みんなに反対されながらも助けに入るライオネルのシーンは、感動してしまいました。
 そしてなぜかぼくの目は主役のライオネルやジリアン以外の役を追っていました。なんでだろう。アンサンブルだから歌がうまいとかもよくわからないし、台詞も飛躍的にうまいわけではないんだけど、表情の豊かさかなぁ、パン屋さんに惹かれてしまいました。演じているのは髙野唯さんです。

 観劇した後、キャストの方が会場を通ってロビーに向かいます。この流れは!やっぱり2日前に観た雪ん子の時と同様、ロビーでキャストの方が待っていてくれました。なぜか惹かれたパン屋さんの元に向かってちょっとだけはなしをして握手をします。きゃ~。おじさんタジタジ。悪い役なのに子ども達からも人気のスワガード。子ども役の和田さんとも握手をして、最後にライオネルの川上さんに、DVDでも「大活躍でしたが、やっぱりナマで観ると目頭が熱くなるほど感動しますね。ありがとうございました。」とお礼を言って劇場を後にしました。

 そうそう、自由劇場は7周年記念のキャンペーンをやっていて、期間中2作品以上観ると観た作品のチャームをもらえるんです。今回の作品で3作品。だけど次のコンタクトを迷っていると話したら、忘れた人のために郵送でも受け付けてくれると言うことだったので、その書類をもらって帰ってきました。コンタクトは以前観たからどうしようかなぁ。(以前の記事はこちら。)





観て良かった度:●●●●● 5点 最低1点、最高5点




※2010/11/01よりAmazonが配送する商品の配送料が無料になりました。







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