ひとりごと:あの大地震から2週間が経過して。(超長文)





Copyright 日本赤十字社
 2011年3月11日に起こった地震、被害にあわれた方、被災地に親類や知人などがいらっしゃる方に心よりお見舞い申し上げます。被災地が1日でも早く復興することをお祈りいたします。

 昨日で2週間がたちました。過ぎてしまえばあっという間ですが、なんか長く疲れた2週間でした。日記がてら2週間のことを徒然なるままに書いてみようかと思います。その時々にあったこと、感じたことを書いているだけで、誰か(企業を含む)を非難するわけではありませんし、また被災者の方が読んだら気分を害するかもしれませんが、ご了承ください。また、ただ日記代わりに書いているだけなので、冗長な長い文章がただ書き綴られています。読んでもらうために書いているわけでなく、僕が書きたいから書いているだけなので、その点もご了承ください。

【3/11】
 3月11日午後2時26頃だったらしい。オフィスでは「あれ?揺れてる?」「うん、揺れてるね。」「え?ホント?」「これってP波じゃね?もっと大きいのが来るかもよ!」という会話をしているとグラグラッ!「え?大きいよね。」「大きい大きい!」「なんか、ゴンって落としてるよ。」という会話に変わる。普段の地震だと「揺れてるね~」って感じでキーボードを普通にたたいているんですが、この時はみんな立ち上がり、棚の上にある物をおろしたりしました。椅子をどけて机の下に入る準備をする者も。自分の席から遠い他部署の人に「いざとなったら、今日課長はいないから課長の席の下に潜って。」と声をかけます。
 あとでテレビで確認したら東京にある自分のオフィスより震源地から遠い横浜のオフィスでは棚から物が飛び出したり、棚が倒れたりしていましたが、自分のオフィスではほとんど被害はありませんでした。
 「すごかったねぇ。」という後輩に、「震源どこだ?ここでこんな揺れだと、震源近くはやばいぞ。」と返す僕。2度目の揺れもそこそこ大きい。みんながネットにアクセスします。うちのオフィスはテレビはたくさんあるのですが、モニタとして使っているだけでアンテナ端子がないんです。電気担当の部署から電線をもらってきて、それをアンテナ端子につないでアンテナ代わりにします。その時はもうすでに3時過ぎ。津波が押し寄せてきたあとで、車はもちろん、家が流されている映像が。ひどい。。。
 原発は大丈夫か?今回、壊滅的な被害を受けた女川町に友達が何度か旅行しているんです。以前、友達が旅行中に地震があり、女川に原発があることを知っていたので、この津波で影響はないのか心配しました。(後日、女川原発は異常ないが、福島原発がやばいことになることを知ります。)
 しばらくしてオフィスに、みんながアクセスするのでネットワークのトラフィックが増加しているので外部ネットはもちろん、イントラネットへのアクセスも禁止になります。管理職は本社部門に呼び出され今後の対応が話し合われます。
 その間、家族に電話をするがつながらず、みんな心配と動揺に押し潰れそうになります。特に前日に赤ちゃんの産まれた同僚はきっと心配だったでしょうね。ツイッターは生きていて、僕の情報源はツイッターのみとなります。
 首都圏の電車がすべて止まっていることもあり、社内に残るように会社から指示が出ます。ただし数キロ以内で歩いて帰れる人、自転車はバイク通勤の方は自己責任で帰って良いと言われます。自己責任を強調して何度も言っていたので、「もし何かあっても通勤災害として認められないと言うことでしょうか。」と聞いても「自己責任で。」と言われます。
 バイク通勤ですので帰宅しますが、徒歩で帰る人には会社から賞味期限が平成18年までの乾パンと、賞味期限16年の水が支給されます。この16年って平成なのか、西暦なのか不明で、食べたり飲んだりしても平気なのか気になります。
 自宅に帰ったら、会社に電話をすることになっていたので電話しますが、つながらない。何度かかけてようやくつながります。家の被害はガリレオ温度計が割れて水浸しになって、近くに置いていたDVDなどが濡れてしまいます。あと置き時計が壊れていた程度。正直、ちょっと拍子抜け。
 この日、映画に行こうと思っていたのですが、営業中止になってしまいました。会社に足止めされている友達(昨日赤ちゃんが産まれた同僚)に連絡して、「心配なら、バイクで家だか病院だかまで送っていこうか?」と言いますが、「ありがとう。でも大丈夫。連絡とれたから。」と言われます。
 ツイッターでは、「阪神・淡路大震災の時は、女性が襲われる事件が起きたので、歩いて帰る人は人通りの多い所を通るように。」という内容の呟きが多く飛び交っています。その時は、「へぇ~。そうなんだ。」と思いつつも、「拡散希望」と書かれていますので拡散しようと思ったけれど、これだけ飛び交っているんだから僕が拡散する必要もないだろうと思っていました。(後に、デマだと言うことを知る。)
 また、「千葉にあるコスモ石油の石油タンクで火災し、有毒物質が雨と一緒に降るので肌を露出せず、傘やカッパを持ち歩くように。」という呟きも出回ります。「えっ?でもLPガスのタンクが火災ってニュースでやってたから、それが燃えても有毒ガスはほとんどでないんじゃない?」と思いますが、「その火災が影響で他の施設(例えば精製前の原油が一緒に燃えていたりなど)も火災になっていればありえるかもね。」と思っていました。
 一方、首都圏の電車がすべて止まっていることもあり帰宅難民がすごいことになっているらしい。公共施設や大学など多くの場所が帰宅難民を受け入れているらしいことが、ツイッターでも公開されていた。その情報はリツイート、さらなるリツイートでどんどん拡がっていきます。ツイッターってすごいなぁと思いました。ところが、受け入れ先が満杯でこれ以上受け入れられないという情報がTL(タイムライン。メールで言う受信箱のような物)に流れたあとも、受け入れているらしいよと言う情報が流れます。拡散速度はすごいけど、リツイートされると時間軸がわからないので、僕も情報をリツイートするときは気をつけないと思いました。
 その中で、築地本願寺が非難を受け入れているけれど、食べ物が無く、食べ物の寄付を受け付けているとの情報が回っていました。ツイッターではデマ情報も流れると言うことがわかってきたので、電話で確認したところ、本当の情報でした。お湯はあるのでインスタントラーメンのような体の温まる物がうれしいと言われ、近くのスーパーで段ボール2つ買い込みます。他に使い捨てカイロや飲み物、割り箸なども一緒に。まだ、この時は食料品などを買い占める人もおらず、普通に買うことが出来ましたが、道路が渋滞。バイクでもすり抜けられないほど混んでいて普通なら本願寺まで40分もあれば着くのに、2時間もかかってしまいました。ちなみに、その途中の増上寺や中学校などにも帰宅難民がいたのですが、中学時代に銀座に通っていたので本願寺もなじみがあったんです。
 本願寺近くのコンビニやファミレスはやっていました。インスタントラーメンを持っていった帰りに冷静になってみると、コンビニも数十メートルおきにあるこの東京で食べ物がなくなるなんてことあるのか?と思い、近くのコンビニに行くと、ホントに物がない。少しは誰かの役に立てたことをちょっぴり嬉しく思いました。

【3/12】
 帰ってくるともう午前3時近く。ネットで知り合った友達も歩いて家にたどり着いたみたいで、とりあえずホッとしました。
 今日はバイクでツーリングを予定していましたが、友達と相談して、高速がどうなっているのかわからない。ガソリンが途中で入れられる保証がない。寄ろうと言っていた温泉が営業しているかわからない。地震後の山道の情報がわからないと言うことで中止に。しかし映画はやっていないし、そもそも何もやる気が起きない。そんなわけで家でぼーっとすることにしました。
 北海道もかなり揺れたみたいなので、北海道の友達に連絡しますが、大丈夫みたい。九州の友達から心配メールが来まして、東京は大丈夫だし、北海道の友達も大丈夫みたいよ~と返信します。そう言えば昔仕事でお世話になっていた人が今は東北大学で仕事をしていることを思い出します。しかし前の携帯には連絡先を入れていたのですが、iPhoneにした時にアドレスを入れ替えてなくて、連絡が出来ません。。。ツイッターでは安否確認サイトが立ち上がっていると情報が流れててアクセスしますが、苗字だけしかわからず下の名前が思い出せないので、確認することも出来ない。結果的に13日の日曜日にメールアドレスを発掘し、連絡を取ります。安心しました。
 例のコスモ石油火災のチェーンメールが届きました。この友達、昔もAB型RH-の血液が足りないとチェーンメールを送ってくれたことがあります。「もし、AB型RH-の人が見つかったとして、連絡先も書かれていないのでどうしようもないでしょ。こう言うのをチェーンメールって言うんだよ。」と教えたことがあるのに。。。
 ツイッターでは、「○○町の××公民館に支援が来ない。助けて。」的な情報が多く流れます。ツイッターで理ツーとされても何の役にもたたないから119番に電話した方がいいのか迷います。でもこれだけ拡散されていたら誰か電話しているかも知れないし、そもそもデマ情報かも知れないし。。。結局何も出来ない僕。

【3/13以降】
 福島原発が影響を受けていることを知る。ニュースでは○○線は明日から通常どおりに復旧するという情報が。ところが電力は不足しているという。ツイッターではパチンコ屋自粛しろよ。的な書き込みも多い。各鉄道会社に電話します。「震災に対して迅速な復旧ありがとうございました。今後もまだまだ大変でしょうが頑張ってください。」と言うと、JR東日本の担当者はしばらく沈黙し、「お心遣いありがとうございます。」と言われました。そして、電力不足という情報があるので平日以降も休日ダイヤなど、本数を減らして欲しいと伝えます。「ご提案ありがとうございます。早速担当部署に伝えます。」と言われます。各社同じような対応ですが、西武鉄道は「担当部署に伝えますが、通勤ラッシュもありますので、無理でしょうね。」と言われました。実際、平日になってみると、そんな悠長なことは言っていられないくらいの輪番停電が。復旧どころか電車が運行できないような状況に陥っていました。
 一方、昨日チェーンメールを送ってきた友人から、チェーンメールを送ってごめんなさいメールが来ました。
 NPO法人の支援も本格化し、とりあえず、ワールド・ビジョン・ジャパン国境なき医師団難民を助ける会に、5,000円ずつ寄付します。日本赤十字社は、当時、サイトがダウンしていたこと、これほどの災害なら僕が寄付しなくても集まるだろうと思い、あえてしませんでした。
 正直、これほどの被害で僕のメンタル面はかなり落ち込みました。ツイッターでは、いろんな励まし合う情報が流れています。(例えばこちら

国連からのコメント「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する。」

ディズニーランドでは、ショップのお菓子なども配給された。ちょっと派手目な女子高生たちが必要以上にたくさんもらってて「何だ?」って一瞬思ったけど、その後その子たちが、避難所の子供たちにお菓子を配っていたところ見て感動。子供連れは動けない状況だったから、本当にありがたい心配りだった

ホームで待ちくたびれていたら、ホームレスの人達が寒いから敷けって段ボールをくれた。いつも私達は横目で流してるのに。あたたかいです。

外国人から見た地震災害の反応。物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう、この話。すごいよ日本。

本当に感動。泣けてくる。⇒BBCめっちゃ誉めてる。地球最悪の地震が世界で一番準備され訓練された国を襲った。その力や政府が試される。犠牲は出たが他の国ではこんなに正しい行動はとれないだろう。日本人は文化的に感情を抑制する力がある。

ぜんぜん眠っていないであろう旦那に、「大丈夫?無理しないで。」とメールしたら、「 自衛隊なめんなよ。今無理しないでいつ無理するんだ?言葉に気をつけろ。」と返事が。 彼らはタフだ。肉体も、精神も。
(ツイッター情報によると日本の自衛隊は世界で唯一、殺した人命よりも救った人命の方が多い武装集団なんですって。)

などなど。
 こちらでも紹介した通り、ワールドビジョンのタヒチ地震の時の報告を聞きに行った時、支援物資の配布所にはタヒチの方は斧を持って脅すように物資をもらいに来る人もいたそうですが、日本はきちんと整列しています。
日本で災害が起こった場合、自衛隊が出動して救助したり人道支援をしたりするのは当たり前のことですが、海外では軍隊が出動するのは暴動や盗難などが起こらないように治安維持のためなんですって。阪神・淡路大震災の時に、暴動などが起こらず、軍隊など無くてもみんなが力を合わせて助け合ったことが海外のマスコミで取り上げられたそうです。日本では近所のつきあいが減ってきていると言われてきていますが、まだまだ日本は世界に誇れることがあるんですね。この話を聞いた時、涙が出てしまいました。


 僕は直接被害は受けていません。外国で災害が起きた時には寄付をしてNPO法人を応援しているけれど、いざ被害国になると、外国からのメッセージが本当に嬉しく思いました。
 一方、ネタなのかも知れませんが、カセットコンロのボンベが品薄になり、3本で100万円で出品されていました。また、震災当日はTSUTAYAがツイッターで「テレビは地震ばかりでつまらないあなた、ご来店お待ちしています」と発言したことがネットで話題になり、自主的に営業を自粛したそうです。数日後ならネタとして許せるかも知れませんが、さすがに当日はみんなが情報を得ようとし、被災地の方の心配をしているなか、これはやり過ぎだと思います。
 また、献血を募集するメッセージも多く流れていました。しかし血液の消費期限は数日から21日。今みんなが献血しても過剰になった血液は血液製剤になり震災地に直接役に立たないという情報や、道路などが復興してからの方が良いといった情報、献血バスが企業などに行って献血をお願いする企業献血が相次いでキャンセルされ血液が不足しているなどの情報が錯綜し、何が正しいのかわかりません。16日には僕も献血をしましたが、首都圏でもその時は手に入りにくいお米をいただきました。ちなみに水曜日でしたが、土日なみの混雑状況だったそうです。帰りに「しばらくは忙しい日が続くと思いますが、看護師さん達も体長崩さないように頑張ってください。」と言うと、提供者も看護師さんも、暗い雰囲気だったところに笑顔が戻り、「ありがとう。」と言われました。感情的な呟きも多いですが、人を傷つける言葉、暖かくする言葉。言葉の力って本当にすごいと思った瞬間です。

 「助け合う。それはきっと、人間の本能かも知れない。」この広告は、ヨドバシカメラの情報誌に掲載されていたソニーのVAIOの広告です。この冊子をもらったのは16日の水曜日でしたが、発行日は3月11日ですので、震災前に作られた広告だと思います。日本、世界中の善意が東北に集まるなか、震災前からこのような暖かい広告を作っているソニーに感動しました。  一方、ツイッターでは、拡散された場合に元情報がいつの情報かわからなくなるので公式リツイートを行い、最初にメッセージを書いた人はその情報が時間と共に古くなったり解決した場合はすぐに削除するようにとの書き込みもなされました。しかし未だに3/11に読んだ内容の情報が拡散されてきます。
 一方、デマ情報も多く、“twitterのデマ発信源はつきとめられる”というブログ記事が掲載され、注目されました。(こちら。) 


 節電が叫ばれる中、うちの太陽光発電は順調に発電中。うちは使わない時はコンセントを抜いているし、電球もLEDや電球型蛍光灯に切り替えているので節電には協力していると思うのですが、さらなる節電をと言うことで冷蔵庫のコンセントを抜きました。食べ物などは数百メートル離れた実家に非難。おかげで待機電力は200Wまでさげられました。
 節電と言えば、一時期は西日本にも節電ムードになりました。西日本の電力と東日本の電力は周波数が違うので周波数変換をしなくてはならないため、無制限に電力を融通することはできません。したがって九州電力など西日本の電力会社はホームページ上でも、今回の震災のため東日本に電力を供給するために節電を求めてはいないと発表しました。それを受けて西日本では節電はいらない、あるいは節電して損したなんて呟きも流れました。原子力発電を失った東日本は火力発電を最大限に用いることが当然予想できます。そのためには震災前に予定していたよりも多くの石油、石炭、LPGが必要になります。西日本の方が節電に協力してくれればそれら燃料を東日本で使えるようになるので引き続き節電をと呟きましたが、僕のフォロワーの数なんてたかが知れているので、賛同は得られませんでした。節電ポスターはこちら


 写真は外のネオンだけでなく店内も電気を消して営業しているコンビニ。一方で、中も外もつけているコンビニも。同じチェーンなんですがこの差は、店長の差なんでしょうか。
 一方、原子炉を冷やす活動を作業者が一生懸命やっているのに「放水しなければ処分する。」と海江田里経済産業相が発言。国民を元気づけられない管総理。さすがにこれにはがっかりです。そして民主党を非難し、自民党を支持する声も高まりますが、自民党ならこうしたはずだ的なことは誰も呟かず、単なる現政権をたたきたいだけの感情的な意見なんでしょうか。東電を非難する声もあがります。みんな頑張ってるのに、非難するだけの呟きは本当に読んでいて疲れるだけ。
 中には、「日本の原発全部停止しろ。」電車が来なければ「何で電車動かさねぇんだよ。」と、停電になれば「発電しろよ。」と呟く人がいて、さすがにこれには幻滅し、フォローをはずさせていただきました。震災前はおもしろい呟きをする方だったのに残念です。
 そんな状況で、ACのCMをもじって、「「原子力発電」っていうと、「放射能!」っていう 「火力発電」っていうと、「大気汚染!」っていう 「水力発電」っていうと、「ダム建設反対!」っていう そして、電気が足りなくなって「ごめんね」っていうと 「早く発電しろ!」っていう 有識者でしょうか? いいえ、バカ共です」というツイートが流れ、大いに賛同しました。


 3/19はネットで知り合った友達と飲みに行くことになっていました。最初外国から来ている方もいらっしゃる予定だったのですが、外国人の方は国に帰ったり、西日本に避難したりして、結局中国から来られている方1名のみ。実は僕は英語が話せないので、外国人がたくさんいて英語で話されたらどうしようと思っていたので、日本語ぺらぺらな中国の方で良かったと、実は心をなで下ろしていました。
 こんな時に飲み会なんて不謹慎かなと思っていたのですが、お店の女将さんも、来てくれてありがとうと言ってくれました。相次いでキャンセルが入って大変なんだそうです。ネットではこう言う時こそ経済を回そうと言われていますが、本当にそうだと思いました。もしここで経済が萎縮して潰れるお店も増えれば、経済の萎縮に拍車をかけることになりますね。
 なんか、みんなに元気をもらった感じでした。ホントに楽しかった。

 震災から10日くらいして、23日だったかなぁ。東京では結構な雨が降りました。この日は天気予報で雨と言っていなかったため傘を持たずに濡れて帰る人もいました。風向きを考えてもイヤな雨だなぁと思っていたのですが。。。運よく僕が帰る時には雨がやんでくれていたので良かったのですけど。しかし、とうとう東京の浄水場からも放射性ヨウ素が検出されました。まぁ、当然と言えば当然ですよね。ミネラルウォーターが買い占められました。僕は買い占めはもちろんしませんでしたが、飲料水は会社からもらった保存水を飲むことに。っていうか、そう言う時に会社の備蓄を放出しろよと思うのですが。
 友達から電話がかかってきて、「やばいよ、やばいよ。水や水を使わずに食べられる保存食品、マスクを開梱で置いた方がいいよ。基準を超えたって言っているけどその基準だって最近変更になったばっかで、それ以前は10ベクレル/Lだったんだぜ。」と言っています。「あ~、はいはい。」って感じで聞き流していると、「危機感ないやつだな!」と怒られます。
 調べてみると、暫定基準値は標準摂取量を1年間摂取した時を基準にしているので、基準値以上の水を1週間摂取しても全然大丈夫。専門家ではないのでここで曖昧にかいて誤解を与えるとまずいので詳細は割愛しますが。とりあえず安心していると、別の友人から同じような電話が午前3時にかかってきます。もういい加減にしてくれ。頭では大丈夫だと思っていても、こんなことが続くと、僕も精神的にまいってしまいます。そんな時、先日一緒に飲んだ友達&中国の方に励まされ、少し平静を取り戻します。
 そう言えば、大学時代に一般教養の授業で、ヨウ素は半減期が短く(8日)、セシウムの半減期は長い(30年)だけれども代謝しやすいので、体内に残りにくいと習いました。当時、「放射線物質が一般教養か?」と友達と笑っていたけれど、ホントに一般教養として必要になるとは夢にも思いませんでした。
 当然、牛乳や野菜などからも検出されており、出荷の自粛を政府が要請します。ネットでは安全性を理解した人たちが、産地の方を応援する意味で、自己責任でいいからその野菜を買いたいという意見も飛び交っています。今、問題になっているのは半減期の短い放射性ヨウ素のはずなので、野菜なら冷凍食品にして、牛乳ならアイスやチーズなどに加工して2ヶ月も保管もしくは熟成させれば1/250程度になっているはずです。何も捨てる必要はないはずです。
 実は、東電が外部に放出されているプルトニウムを測定していなかったそうです。もしそのプルトニウムが野菜などに付着していたら冷凍して半減期を待つなんてことはできないので、実は政府はプルトニウムが放出されていることを知っていたのではないかとも思ってしまいます。
 外国からも指摘されているように、東電は以前から隠蔽体質だし、政府も安全だというばかりで具体的な発表が少ないため、余計不安になります。人間は今起きていることが怖いのではなく、発表がなくてわからないことが怖いんだよね。わかってしまえば最悪なことでも立ち向かおうと思えると思うのだが。

 写真は壊滅的な被害を受けたはずの常磐自動車道が1週間足らずで復活した写真。日本のそこ時から、ホントすごいよね。
 そう言えば、株。柏崎刈羽原発の事故の前から東電の株、持っているんですよね。今回の事故で値下がりするのはわかっていたんですが、文字通り必死で作業している方の努力に感動して売らないことに決めました。その後2日連続のストップ安。3日目も下げました。そこで追加で購入。翌日は上がったものの東電の会見を見ているとまた下がりそうだったので前日買った分だけ売却。少額ながらも2万円弱儲けました。もちろん、以前から持っている分を考えればその何十倍も損していますが。)
 円も安くなるのかなと思ったのですが、円高に。保険会社が保険機を払うために海外の株や債権を売って日本円にするだろうし、企業も海外の資産を売って円にするだろうということで、それを見越して円を買った外国の投資家がいるそうで円高になったらしい。阪神・淡路大震災の時もそうだったんですね。実際に保険会社の人に聞いたら、巨額の円も持っているので、海外の資産は売却しなくてもいいらしい。でも事実はどうでも良いんだそうです。投資家は用は予想どおり円高になれば儲かるんですから。怖い怖い。

 最後に、これから寄付をしようと言う人もいるかもしれません。ところで、寄附金と義援金の違いってご存じでしょうか?寄附金はある組織の運営のために使われます。つまり被災した県に寄附すると県が行う災害復旧や復興事業に使われます。義援金とは被災者救済などの趣旨でお金を提供することで、被災者の生活支援に使われます。NPO法人としては日本赤十字社がメジャーだと思います。企業が寄附する時も多くは窓口として日赤が出てくることが多いですし、ホリプロが設立した「あの鐘を鳴らすのはあなた基金」などに寄附しても日赤に渡される場合も多いです。(通常、基金は各NPO法人に決められた配分で分配されます。)この日赤も寄付金と義援金があります。主だって募っているのは義援金ですので、配分委員会を通じて被災者の救済に使われます。日本赤十字社
 真偽はわかりませんが、ネットにはドラえもん基金も全額寄付されていなかったり、予め掲載しているNPO以外にお金が渡ったりという噂がありますので、どうせ寄附するならばきちんとした所にはじめから寄附、義援することをオススメします。(「あの鐘を鳴らすのはあなた基金」では、所属する芸能人が出向いて寄附を募ることもあるため、好きな芸能人がいる場合にはいいかもね。僕の好きな高畑充希ちゃんも新宿で募金を募っていたらしいんですが休日出勤で行けなかった。)
 そしてネットなどできちんと報告してくれている団体の方が安心だと思います。ワールドビジョンでは、ツイッターや公式サイトでも報告したり、報告会を開いたりしているので僕もこの団体に寄附しました。世界的にも認められている国境なき医師団はあまり緊急支援の募集はしていないのですが、こちらにも寄附しました。
 ところ、クレジットカードで寄附すると、全額がNPOに行かないんです。クレジットカード会社に手数料を払わなくてはいけないので、寄付した額の数パーセント引かれた額しか届きません。一方、クレジットカード会社でも義援金を募集しています。クレジットカード会社(VISAとJCB)に確認しましたが、こちらは手数料をとらずに全額寄付されるそうです。
 どこに寄附するとどう活用されるかはこちらがわかりやすいと思います。
 各都道府県や国税庁が認定した特定NPO法人に寄附して領収書をもらうと、合計2000円以上で寄付金控除が受けられます。翌年に確定申告が必要でサラリーマンの年末調整でやってくれないのでちょっと面倒ですが。確定申告に関しては古い記事ですが僕のホームページでも紹介しています。


 ところで、まだまだ輪番停電が続きますよね。土日は停電が回避されると言うことはやっぱり平日の方が電力を使うんでしょう。と言うことは大企業も輪番営業をしたらいかがでしょう?A社は土日休み。B社は日月休み、C社は月火休み。D社は火水休み。中小企業は取引している会社に応じて各社が決めてもいい。そうすれば電力も分散され、平日はお客が少ないというお店も緩和されたり出来ないでしょうか。テレビ局も同じように放送できる日を決めるとかね。

 そう言えば親父は広島出身です。さすがにしないではないですが原爆投下された時は広島にいました。わかりませんが少なくとも今の首都圏よりは放射線は高かったのではないかと思います。(根拠ないけど。)それから65年と半年、ありがたいことにうちの親父はガンなど大きな病気もせず(風邪と胃潰瘍くらい)に元気です。ですからまだまだ首都圏に関しては心配する必要はないと思います。(一瞬の間に核分裂をし終える核爆弾と、長い間ずっと核分裂し続ける原子力発電所とでは、放射性物質の量も性質もまったく違うので、比較できませんが。)

 なんか、ホントに長くなってしまいましたが、被災された方はまだまだ大変な日々が続くと思います。直接被害を受けていない方も、デマやわかりにくい情報に踊らされることなく、日本を被災地を支えていきましょう。最後に、作業に当たっている方、本当にありがとうございます。その家族、親類、友人の方、とても心配でしょうね。彼らはみんな英雄です。国民栄誉賞を贈りたいくらいです。国民栄誉賞は総理大臣が贈るのですが、今の頼りない総理大臣に贈られても嬉しくないかも知れませんけど。
 心を打つ感動的な言葉も思いつかないし、人に影響力を与えるほどの力もないし。ただみんなが読む気力を失せるような長い文章を書くしか脳がないのがホントいらだたしい限りです。








ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

2011年03月29日 21:12
 よしなさん長い文章でしたが大変参考になりました。
 義援金と寄付金の差は何となく知っているぐらいでした、自衛隊が世界一の人命救助部隊だったとは驚きと感動です。
 義援金は長期にわたり必要になると思いますからよく考えてしましょう。
2011年03月30日 03:35
nanaさん、コメントありがとうございます。
こんな長文を読んでくださってありがとうございます。今振り返っても、良くこんな長い文章書いたなぁと思います(笑)。
今回の災害で、知らなかったことたくさん学びました。阪神・淡路大震災の時はまだこれほど携帯電話も普及していなくて情報が今以上になかったことを考えると当時の被災者は不安だっただろうと思います。逆に今回はデマの情報も多く流れ混乱した部分もあります。次の災害なんてないにこしたことはありませんが、少しずつ学んで強くなっていきますね。

この記事へのトラックバック