映画:岳 -ガク-



 最近暑いよね~。この映画見たら少しは涼しくなるかなぁ。と言うわけで今回の記事は岳 -ガク-です。



●ストーリー(ネタバレあり)
 雄大な北アルプス山系を登る一人の男性がいた。アイゼン(滑り止め)をしていると雪がまとわりついて足が重くなる。その男性はアイゼンをはずして山を登ることにするが、足を滑らせクレパスに落ちてしまう。それを目撃した人が山岳救助隊に連絡を入れる。
 ちょうどその頃、山岳救助隊には一人の女性が配属されてきた。彼女の名前は椎名久美(長澤まさみ)。彼女が山岳救助隊に部屋に入るが、中はちょうどその男性を救助に向かう所で大忙し。隊長の野田正人(佐々木蔵之介)は部下に「ついてこい。」と指示するが久美はそれは自分の指示だと思い、何の準備もしないままヘリに乗り込む。
 その頃、山岳救助ボランティアで山にいた島崎三歩(小栗旬)が無線で連絡を受け、今いる所から40分かけてクレパスへと向かう。
 その男性は次第に体力を消耗し今にも意識を失いそうであったが、三歩が無事に救助し、ヘリで病院に搬送されていった。
 三歩は誰よりも山を愛する男。世界中の巨峰を登り歩いてきた男で、山のような包容力を持っている。借りに要救助者が死んでしまっても「よく、頑張った。」と遺体に声をかけ、無事に助かった者には「また山へおいでよ。」と声をかける。
 久美はまだまだ未熟で訓練でも先輩について行けない。そんな久美は1日でも早く一人前になりたいと、休みの日も三歩と山に出かける。三歩は久美に「山に捨ててはいけないものは?」という問いに「ゴミですか?」と答える。「ゴミも捨てちゃいけないけど、もう1つ。」答えられない久美は宿題にされる。三歩や先輩隊員の指導と久美の必死の努力で次第に実力をつけていく久美だが、自分自身が要救助者となることも。そして山で要救助者を助けられなかったことも。その要救助者は久美の背中で息を引き取ったのだ。三歩から遺体は重い。特に背中で死んだ時は、急にずっしりとくるという言葉を思い出し、これが遺体なのかと、助けられなかった無念を悔やむ。
 三歩が合流するが、その遺体はこの場所からヘリで回収できない。三歩は遺体をくるんで谷から下に投げ落とす。久美は遺体をそんなぞんざいに扱う三歩を許せなかったが、自分で担いで降りることもできず、さらに悔しさが募る。ヘリで遺体を搬送すると、両親が待っていた。三歩は両親(ベンガルら)から「お前が殺したんだ!」と非難されるが、三歩は土下座をして謝る。
 その後、山小屋で爆弾チャーハンやスパゲティを笑顔で食べる三歩を見て、久美は三歩に不信感を抱く。しかし三歩が最初に背負った遺体は、あいつの無二の親友(波岡一喜)だったことを聞かされる。この山小屋でスパゲティをたくさん食べていたからこそ、友人の遺体を担いで下山ができたのだ。あいつの笑顔の下には、もう山で誰も死なせたくないという想いが隠されていたことを知る。
 山で父親(宇梶剛士)を失った小学生のナオタ(小林海人)は、その時懸命に救助にあたってくれた三歩になついていた。もともと男手一つで育てられたナオタは授業参観に来てくれる人がおらず、三歩に来てくれるように頼んでいたのだ。山小屋で手伝いを追えた三歩はナオタの学校へと向かう。
 山小屋には来月結婚するため、最後に父親と山に来たという梶陽子(中越典子)や、その他多くのパーティーが山に登りはじめていた。
 山では迷わない三歩だが、町は苦手。ナオタの作文の発表に間に合わなかった。家族のいないナオタは家族を題材にできず、代わりに三歩のことを書いていたのだ。窓の外を確認し、三歩が早く来ないかと待ちわびていたが、ナオタは三歩の仕事を理解していた。三歩がいなくても立派に作文を読み始めるナオタ。その頃三歩は小学校の校庭までたどり着いていた。しかしそこで妙な気分に陥る。風のながれ、雲の状態を読んだ三歩は学校をあとにし、山へと戻る。
 三歩の感は的中し、山では多重遭難が発生していた。しかも風が強く救助に当たれる時間は限られていた。三歩は登山口にある入山名簿を確認し、救助に向かう。三歩の要請でヘリは久美をピックアップし山へと向かう。陽子と父親はヘリが近づけない所におり、久美はヘリを降りてヘリの近寄れる所まで2人を案内することにする。しかし陽子はもう歩けないという。2時までにランデブーポイントに行かなければ陽子も父親も久美も命はない。久美は「歩けなくても歩いてもらいます。」と2人を先導する。しかしランデブーポイントについたのは2時ちょっとすぎ。ヘリの姿は無い。久美はすぐに安全な場所へと避難しようとするが、ヘリが最後のチャンスを待って駆けつけてくれた。ヘリは陽子と久美をピックアップする。続いて父親を助けるためヘリから降りようとする久美だが、天候はもう限界だった。引き上げようとするヘリだが、久美はロープを切って父親のもとへと向かう。
 その頃、山岳救助隊の本部では隊長の野田は久美たちの救助には向かわない決断をしていた。二重遭難の可能性があるからだ。隊員たちはその命令に背いて山へ向かおうとするが、野田は自分がまだ駆け出しのころの隊長の話をする。当時の隊長も同じように二重遭難を恐れて隊員たちに救助に向かわない命令を出した。しかし彼は辞表を出して一人山へと向かった。その結果、彼は二重遭難をして命を失ってしまったのだ。彼の名は椎名恭二(石黒賢)。久美の父親だったのだ。
 無線で報告を受けた三歩は久美たちのいる尾根に向かうが、爆弾現象が発生する。爆弾とは山のほぼすべての場所で雪崩が発生すること。三歩も久美も父親も雪崩に巻き込まれてしまう。雪崩から這い出た三歩は荷物を失っていることに気がつくが、それでも久美たちの場所へと向かう。しかし2人の姿は見当たらなかった。
 その頃、久美と父親は雪崩に流されてクレパスに落ちていた。しかも父親は足を氷にはさまれていた。ピックで氷を割ろうとするが刃が立たず、しかも自分の体力も消耗してしまう。半ばあきらめかけていたが、山に捨てちゃ行けないもの、それは命だということを思い出した久美は父親の足を切断する決意をする。応急処置をした久美は父親を背負ってクレパスから出ようとするが、とうとう体力の限界で動けなくなってしまう。そこに現れたのは三歩だった。父親はまだ脈があるが、久美の頸動脈に手を当てた三歩は驚愕し、心肺蘇生を開始する。一命を取り留めた久美と陽子の父親。次第に天候は回復したことで3人はヘリで下山する。
 病院で目をさました久美のもとに、父親の命を救ってくれたことに感謝を言いに陽子がやってきた。久美は自分の仕事に、そして命をかけて続けてきた父親を誇りに思っていた。



●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 ん?山版の海猿?じゃ、山猿か?そのまんまやん。
 新米の久美が成長する様子など、王道を行くストーリーで安心して見ていられますが、逆に言うとちょっと中だるみしてしまいました。後半は、いや、おかしいだろ、それ。と思う所が多々あるんですが、やっぱりそこは映画。素直に頑張れ~、死ぬな!と応援してしまいます。オーソドックスな描き方なので、格段言いたいこともないのですが、楽しめる作品ですね。
 ちなみに、おかしいだろと思ったところをいくつか挙げると、、、あんなに暴風の中ヘリが飛びますが救助する時はほとんど揺れていないんですね。ヘリが揺れて落ちそうになるなどのアクシデントもちょっと期待していたのに、陽子はすんなり救助されちゃうんだ。見てから1週間以上経ってしまったので詳しいことは忘れてしまいましたが、山、小学校、山小屋、救助隊の本部の距離感覚もおかしくない?三歩が小学校から山に行くまでが早い早い。しかも小学校に行く時は山に行く準備など持っていなかったので途中、準備する時間も必要だし。授業参観だから早く学校は終わるだろうけど、ナオタ君もいつの間にか山小屋まで来てるし。
 影響されやすい性格なんで山に行きたいなぁ。冬山はさすがに無理だけど富士山登ってみたいなぁ。でも体力が…(笑)。やっぱり僕は海派かな。
 そう言えば、海はダイビングの時は基本的に2人以上で潜るのが基本。でも冒頭の男性みたいに山は1人で登ってもいいの?
 キャストに関して言えば、小栗旬は僕が知った当時はかっこいいだけで、あんまり演技らしい演技でなかったけど、成長してきたなぁ。長澤まさみ涙そうそうの時は正直、見るに耐えない(ちょっと大げさか)演技でしたが、この子も成長したなぁ。そして大人っぽくなったなぁ。中越典子は、、、サラリーマンNEOの印象が強すぎて…(笑)。
 なんか中途半端な感想ですが、というかあんまり良いこと書いてませんが、映画らしい楽しめる作品でした。




観て良かった度:●●●●○ 4点 最低1点、最高5点






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この記事へのコメント

ふじき78
2011年06月26日 00:26
こんちは。
距離感は…小学館から原作が出てるじゃないですか。だからね、三歩だけ、どこでもドアをね、…秘密だからね。
愛知女子
2011年06月26日 18:44
よしなさん、TBありがとうございます!
「山猿」ですか(笑)
今回、小栗旬や長澤まさみちゃんは達はよく頑張りましたよね。
2011年06月26日 20:28
こんにちは
TBありがとうございます

距離感、おかしかったですね
他にもいろいろおかしかったのですが

距離感については、原作はあんなに頻繁にナオタは山にこないんですよ
そしてあんなスケジュールで山と街をいったりきたりしないわけです
原作では理にかなった距離感をしてます
映画補正(補正されてないけど)ってやつですね
2011年06月28日 04:33
ふじき78さん、こんばんは。
ええ~!どこでもド○?タケコプ○ーかと思っていましたよ~。
2011年06月28日 04:37
愛知女子さん、いつもTBさせてもらってありがとうございます。
こう言う映画はどこまでエキストラで、どこまで合成で、などなどわからないですが、頑張ってましたね~。個人的には佐々木蔵之介が好きですが。
佐々木蔵之介ってなんでこんな古風な命名なのかと思ったら実家が酒造なんですね。なんか納得。
2011年06月28日 04:38
おくやぷさん、コメントありがとうございます。
原作とはやっぱり違うんですね。映画は映画でそれなりに楽しかったので、細かいことはいいんですがちょっと気になりました…。

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