映画:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら



 チケット買う時にタイトルが言えるか心配でしたが、無事に買うことができました。今回はもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだらです。
 せっかく、頑張って「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」1枚くださいと言ったのに、「もしドラですね。」と言われ、ちょっと悲しかったです。ちなみに「なんて買う人が多いですか?」と聞いたら“もしドラ”ではなく、「高校野球」と言って購入する人が多いのだとか。それは意外だ・・・。チケット受け取ると、「実はフルネームで言われた方は初めてだったので、ちょっとビックリしちゃいました。」と言われました。映画のタイトルを略すなんて、作品に対する冒涜だ!な~んてね。



●ストーリー(ネタバレあり)
 毎年、予選の一回戦で敗退する都立程久保高校野球部。マネージャーの一人、宮田夕紀(川口春奈)は小さいころから病弱だったが、高校に入っても良くならず、とうとう入院してしまっていた。そんな夕紀の子供のころからの親友である川島みなみ(前田敦子)は夕紀の代わりに野球部のマネージャーになることを決意する。みなみはせっかくマネージャーになるならば、甲子園に行くことを目標にしなきゃねと、意気揚々だ。
 早速みなみが野球部の練習を見に行ってみると、エースでピッチャーの浅野慶一郎(瀬戸康史)を筆頭に、部員の多くは練習をサボってばかり。参加している人もたるんでいる。怒ったみなみは控え投手の新見大輔(松島庄汰)に向かって、君の球なら私でも打てると宣戦布告。みなみはプロテクターをつけてバッターボックスに立つ。何度かファールを打つもののなかなか芯にあたらない。浅野は、今のお前の実力じゃ本気で投げないと打たれるぞとアドバイス。3球目、本気で投げた球はみなみのバットには当たらなかった。みなみの幼なじみでキャッチャーの柏木次郎(池松壮亮)がみなみを心配するが、悔し涙を流しながらみなみは練習場をあとにする。
 みなみはそのまま書店に立ち寄って、新しく会社のマネージャーになった五十嵐(青木さやか)と書店の店員の保谷(石塚英彦)の勧めでP.F. ドラッカーマネジメントを購入する。
 ところが家に帰って早速読んでみると、会社経営の本であった。しかし2,100円も出して買ったのだからと読み進めていくが、1つの言葉がみなみの心を掴んだ。「真摯さ」である。
 他の部員はもうみなみは来ないだろうと思っていたが、再び練習場に現れるみなみ。最初は初戦大敗の自分たちが甲子園なんて行けるわけないとみなみをバカにするが、みなみの真摯さに惹かれたみんなも次第にみなみの情熱に心打たれるようになる。
 「顧客って何よ?」「野球を見に来てくれているお客さん?」しかし保谷は、「当たり前に見える答えが正しいことはほとんどない。」というドラッカーの言葉を引用する。プロ野球のように営利目的でない高校野球にとって顧客さんとは、野球に関わる全員をいうのではないか?見に来てくれる人はもちろん、応援してくれる同じ学校の生徒や地元の人たち、そこにはマネージャーや部員も入るんじゃないか?
 こうしてみなみや後輩マネージャーの北条文乃(峯岸みなみ)、夕紀の力を借りながら、部員たちと向き合う。
 マーケッティングでは、みなみはみんな何のために野球をやっているのかを調査するため、夕紀とのお見舞い面談を実施する。実は野球に興味はなく内申点のために野球部に入った部員もいた。そこでみなみは、少年野球に参加していたころ、自分がサヨナラヒットを打った時に夕紀がとても感動した話を聞かされ、野球部の目的はみんなに感動を与えることだと定義した。
 順調に軌道に乗ったかのように思えた程高野球部だが、そんな時、事件が起こった。大会で桜井祐之助(西井幸人)がエラーをしてしまう。その後ピッチャーの慶一郎はボールを連発。結局その試合は負けてしまう。反省会で柏木は「俺はもう慶一郎の球は受けたくないという。仲間のエラーに腹を立ててわざとエラーを出す奴の球なんて受けられない。」と言うのだ。みんなも慶一郎を責め始める。みなみは、そうじゃないと反論しようとしたその時、今まで口を閉ざしていた加地監督(大泉洋)が立ち上がって「そうじゃないんだ!ボールを投げたくて投げるピッチャーなんていないんだ!」と叫び出す。責任感の強い慶一郎は、エラーでチームの流れが変わってはいけないと、カバーしようとした。しかしそのプレッシャーから肩に力が入ってしまい、ストライクが投げられなくなってしまったのだ。ピッチャー、仲間の気持ちを理解し切れていなかった部員たちは自分たちを責める。
 野球部の士気はあがり、みんな練習にも出てくるようになった。その事は他の部の部長の耳にも入ることになる。陸上部キャプテンの小島沙也香も練習の参加率が低くて悩んでおり、みなみは野球部との合同練習を提案する。野球部員は速い走り方を学び、陸上部員は基礎を再確認することができた。家庭科部の部長(信江勇)からは、せっかく料理を作っても自分たちで食べるだけでは率直な感想が聞けないと相談を受ける。そこでみなみは野球部員のためにスタミナのつく料理を依頼する。その代わり野球部員は感想を書くのだ。吹奏楽部やチアリーダー部の部長(山本麻貴)には慶一郎の好きな曲の応援を依頼した。こうしてみなみは野球部だけでなく各部の改革にも取り組むことに成功する。
 さらなるイノベーションで、加地監督は高校野球のセオリーを変えることができるかも知れない、ノーバント、ノーボール作戦を提案する。攻撃は最大の防御、逃げの野球では勝てないというのだ。慶一郎は100球でスタミナが尽きてしまうためそれをカバーする目的もあった。しかしボールを投げなければ当然打たれる可能性は高くなる。そこで前進守備をし、エラーすれば外野がそれをカバーする手法をとる。いちいちエラーをしていたらきりがない。エラーしてもいちいち気にしないメンタル面の改革も必要だ。
 そしていよいよみなみたちにとって最後の甲子園予選が始まる。毎年初戦大敗の程高野球部の応援はほとんどいない。そんななか、程高はノーバントノーボール作戦で見事勝利。順調に勝ち進んでいく。それと共に応援に来てくれる人も多くなってきた。
 準々決勝ではここぞというところで桜井が2度もエラー。決勝戦では桜井をはずした方がいいというキャプテンの二階(鈴木裕樹)に対して、みなみは桜井をそのまま起用するべきだという。監督もみなみに賛成。
 そんな時、衝撃的な出来事が起こる。夕紀の母・靖代(西田尚美)から呼び出され、みなみや他の部員も病院に向かう。病室に通されたみなみは、靖代から「最後の言葉をかけてあげて。」と言われ、衝撃を受ける。
 みなみは「最後なんかじゃない、まだまだ頑張れるはず!」と泣きながら夕紀に話しかける。それを制止したのは靖代だった。「実は、夕紀は入院した時、余命3ヶ月だと、告げられていたの。それなのに、それから1年、頑張って、病気と闘い続けてきたの。だから、許してあげて」と。
 少し前、夕紀は「私は甲子園に行けなくても良いと思っているの。」とみんなが1つの目標に向かって頑張ってきたことこそが成果だという。それに対してみなみは「過程より成果が大事だ。」と反論する。夕紀もこの1年頑張ってきたのにみなみは頑張るだけではダメだと夕紀に釘を刺したのだ。みなみは自分が口にした言葉でどれだけ夕紀を傷つけたのかと後悔する。
 翌朝、みなみは夕紀の代わりにマネージャーになった。でも私は野球が嫌いなの!と叫ぶ。少年野球時代、プロ野球を本気で目指していたみなみ、父親からはプロ野球選手になれると言われていたのに、みんなから女はプロ野球選手になれないんだぜ!とからかわれていた。自分だけ知らなかったことなのだ。そして今度は、お見舞い面談で夕紀はみんなに自分にもし万が一のことがあったらみなみはマネージャーを辞めると言い出すから、その時は止めて欲しいと言われていたのだ。今回も夕紀の余命が短いと言うことを知らなかったのは自分だけだったのだ。みなみはショックを受けて飛び出してしまう。
 部員たちは時間がないので球場に向かい、文乃がみなみを追う。「逃げちゃダメです!」と説得されたみなみは球場へと向かう。しかしそこでは浅野がケガをしてピンチに立たされていた。浅野は新見にピッチャーマウンドを譲る。そして程高の攻撃。柏木はまさかのバント!ノーバント作戦を実行してきた程高が今シーズン初めてのバント。加地監督は、俺がやらないといったのは自分を犠牲にするバントだ。柏木は後方守備になっている隙を突き自分も1塁に出ることができた。これは監督の禁じた自己犠牲のバントではなく、攻めのバントだ。そして次はこれまでホームランの打った星出。しかし星出は敬遠され、次のバッターは昨日からいい所を見せられない桜井。ここで監督は選手の交代。昨日、桜井を交代させないと言ったのにとみなみはハラハラするが、監督が交代させたのはランナーだった。陸上部からもスカウトが来ているくらい足の速い朽木(矢野聖人)。そしてバッターは順番どおり桜井。「星出を敬遠したことを後悔するが良い!」と意気揚々の監督。
 しかしみんなの期待と裏腹に桜井はタイミングも合わずに空振り。そして2球目。見事にバットがボールの芯をとらえた!夕紀がみなみのプレーに感動したという、わざと1球目をはずしてピッチャーを油断させる作戦が成功したのだ。みなみは初めて野球で心の底から感動することができたのだった。そして程高は甲子園へと進む。



●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 原作は読んでないけど、アニメ版を見てからの鑑賞。アニメ版はマジ感動しましたよ~!夕紀が死ぬところなんてマジ泣き。なんでこんな時に殺すんだよ!って原作の岩崎夏海を呪ったほど。だからこそ映画版も期待大です。ところが予告編の「ボールを投げたくて投げるピッチャーなんていないんだ!」っていう大泉洋の決めぜりふ予告編なんかで使っちゃっていいの?とちょっと心配。
 映画版はアニメ版で出てきたエピソードのかなり多くを網羅しています。陳花江のエピソードはなかったものの、網羅しすぎて1つ1つのエピソードが薄い。アニメ版は10話、すなわち250分程度の内容なのを約2時間、約半分の時間の映画にするんですから結構削らないといけないわけです。1つ1つのエピソードを薄くしちゃったら、感動するわけがないんです。描くエピソードを少なくしてももっと丁寧に描いて欲しかったなぁと言うのが感想です。夕紀が死んでしまうところもあまり感動せずです。
 ところで出演者も主題歌も、ここまでAKB48にこだわるか!と思っていたら原作の岩崎夏海はAKB48の創始者秋元康に師事し、AKB48アシスタントプロデューサーだったこともあるんですね。その名前から女性なのかと思っていたら、めっさおっさんだし(笑)。
 AKB48ってCDはミリオンセラーなのに、レンタルコーナーに行くと肩身せまい思いしてますよね。オークションでは握手券なしの状態で激安で売ってるし、なんかかわいそう。本人たちはどう思っているんでしょうね。
 まぁ、彼女たちのプロモーションビデオを撮影するスタッフさんたちは、僕たち開発したがデジカメを気に入ってくれて使ってくれているので僕はこうして映画を見たりできるんですけどね。
 まぁ、そんなわけで前田敦子のファンでなければアニメ版の方をオススメします。でも前田敦子はかわいかったです♪






観て良かった度:●●●○○ 3点 最低1点、最高5点











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