ミュージカル:魔法を捨てたマジョリン




 今年に入ってから、劇団四季見に行く回数がめちゃくちゃ減ったなぁ。劇団四季のミュージカルはリーズナブルな料金設定になっているとは言え、映画に比べれば遥かに高く、かなりお気に入りの作品や、好きな俳優さんが出ないと、なかなか2回目見に行こうとは思いません。
 と言うことでだいぶ見てしまった演目も増えてきましたので、初めて見る演目はだいぶ少ない。と言う訳で今回は子供向けのファミリーミュージカル魔法を捨てたマジョリンを見てきました。。




●ストーリー(ネタバレあり)
 わたしは魔女のマジョリン(若奈まりえ)。年は123才、でも魔女の世界ではまだ小学生なの。
 マジョリンは好奇心旺盛の元気でちょっとやんちゃな女の子。お父さんもお母さんもいないマジョリンは、カラスのるさいばあやのブツクサス(矢野侑子)と一緒に暮らしていた。ブツクサスは勉強しなさいと口を酸っぱく言うが、あっちこっち行ってしまうマジョリンに手を焼いていた。
 今日は、年に1度の間の女夜祭りの日。子どもは行っちゃ行けない場所。ブツクサスからも絶対に行ってはいけないと言われている。でもマジョリンは夜祭りが気になって気になって仕方ない。マジョリンは夜祭りが行われる魔の山にそっと忍び込んで魔法で花に変身して、様子をうかがっていた。そうこうしているうちに、恐ろしい姿をした魔女たちがどんどん集まってきた。
 魔女たちは歌を歌ったり踊ったり。ところが子どもの匂いがする!というニラミンコ(神保幸由)。とうとうマジョリンは見つかってしまう。夜祭りに忍び込んだ子どもの罰は、刻んで絞ってカクテルの材料にされるのだ。しかしブツクサスが魔女のお頭のオカシラス(岡﨑克哉)に許してもらうように懇願する。親が親なら子も子だと、多めに見てくれることに。1週間後に行われる魔女の試験に合格すれば、許してもらえることになる。
 ブツクサスとマジョリンは早速帰って猛勉強。そして人間の村に忍び込んで、実地訓練。魔女の試験では悪いことをする方が優秀なのだ。人間の世界には“一日一善”という言葉があるが、魔女の世界では“一日一悪”なのだ。
 とある村では、タツロット(渡邊今人)とその花嫁(原口明子)が結婚をしようとしていた。マジョリンはせっかく建てた家を壊し、実った実を落とし、さらにみんなの服をぼろぼろにし、さらにさらにみんなの頭を禿にしてしまった。
 ちょうどそこにいた孫・ステファン(石井亜早実)の病気を治せる薬を探している旅の途中のプレッツェル婆さん(はにべあゆみ)が、魔女の濡れ衣を着せられ、村人にひどい目に会わされそうになっていた。そんな2人を助けようと入ったのは、村人のダビッド(渡久山慶)だった。彼は自分がやったと言い出し、2人を救ったのだ。
 なんでそんなことするのかマジョリンにはわからなかった。けれどマジョリンはだんだん胸が苦しくなってくる。とうとうマジョリンはダビッドの前に姿を現し、自分の正体をバラしてしまう。そんなこんなで人間を困らせるのに失敗したマジョリン。監視役のニラミンコも怒ってしまう。
 ブツクサスは魔女の試験勉強をさせようとするが、マジョリンの心の中にあるのはダビッドのことばかり。他の村人からひどいことをされていないか。そんなことばかり考えていた。
 とうとう試験の日。ところがマジョリンの住む森に、なんとダビッドがやって来たのだ。ステファンが病気で死にそうになり、薬草を採りに来る途中に道に迷ったのだ。薬草が生えているのは魔女たちがいる魔の山。人間を困らせるのが優秀な魔女だが、マジョリンはステファンを助けたい。そしてダビッドも。
 魔女の掟なんてどうでもいい!ポンピロパ~ン!マジョリンは空を飛んで魔の山に薬草を採りに行く。マジョリンのおかげでステファンは元気になることができた。「ありがとう。マジョリン。」 「ありがとうってなに?初めて言われた。」とマジョリンは人の心の温かさを初めて知る。しかし村人はそれでも悪さばかりする魔女を許せないでいた。
 そこに現れたのはニラミンコ。「コロコロの心と言ってねぇ、人間の心ほど当てにならないものはないんだよ。」と言う。彼女はマジョリンのことをちょっとだけ心配していたが、これにはニラミンコも激怒。その事はオカシラスや他の魔女にも伝えられ、マジョリンは刻んで絞ってカクテルの材料にされることになる。こんな状況になってもマジョリンは魔の山を人間に返そうという。親が親なら子も子だ!マジョリンの親も同じように人間に優しくしたため刻んで絞ってカクテルの材料されてしまったのだ。
 村ではダビッドがマジョリンは悪い魔女ではないと説得していた。ステファンも自分を助けてくれたマジョリンを助けたいという。タツロットや花嫁、そしてみんなはダビッドたちに説得され、マジョリンを救うため魔の山に向かう。ところが人間が魔女にかなうはずがない。人間たちはコテンパにやられてしまう。
 しかし、村人たちは人を思いやる心を思い出した。その心は魔女への強力な武器になるのだ。村人やマジョリンはその心を武器にオカシラスたちを倒すことに成功する。
 そして村人たちは魔の山を取り戻し、いつまでも幸せに暮らすことができるようになった。

※括弧内は鑑賞日のキャストで、別の日は別のキャストが演じている場合もあります。




●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 すっかりブログを書くのを忘れていたら、もうすでに東京公演は終わり、今は京都公演なんですね。しかもそれも明日まで…。なにせ小中学生の夏休みにあわせて公演されていたのに、すでにもう秋ですものね~。
 内容は、ファミリーミュージカルなので安心して見られるストーリー。去年の年末に見た人間になりたがった猫と似たようなストーリーでしたので、最初はう~んって感じでした。前から3列目で見たので、キャストの汗が飛び散ってきそうな近さ。表情がばっちりわかります。次第にストーリーの中に取り込まれます。最後には目頭が熱くなっちゃいました。こんな子供用のストーリーなのに。。。大の大人が一人でちょっと恥ずかしい。。。
 劇が終わってロビーに出ると、ファミリーミュージカルではおなじみのキャストさんが出迎えてくれるイベントが。今回はプレッツェル婆さんことはにべあゆみさんと、女性アンサンブルの平田綾さん。平田綾さん、とってもかわいらしい方でした。主役のマジョリン役の若奈まりえさんはやっぱり大人気。悪役のオカシラス役の岡﨑克哉さんにはまったく子どもは寄りつかず。しょうがないと思うけれど、ちょっとかわいそう。。。
 劇団四季も好きな俳優さん(アンサンブルをやる方ではなく主役級の方)が、どんどん退団してしまうので、寂しいなぁ。





観て良かった度:●●●●○ 4点 最低1点、最高5点




※2010/11/01よりAmazonが配送する商品の配送料が無料になりました。







この記事へのコメント

この記事へのトラックバック