映画:カラスの親指



 去年に見たのにまだ記事にしていないのをぼちぼちと記事にしていきます。
 もともと好きな俳優さんですが、テルマエ・ロマエで爆笑させてくれた阿部寛がローマ人、刑事に続いて詐欺師を。石原さとみの「もう騙されちゃったもんね。」という予告も特徴的なカラスの親指を見てきました。




●ストーリー(ネタバレあり)
 かつてまじめなサラリーマンだった武沢竹夫(阿部寛)の今の仕事は詐欺師。竹夫はサラリーマン時代に友人の借金の保証人になり、その友人はトンズラ。身代わりにタケも多額の借金を背負うようになる。しかし借金取りのボスはがたいの良い竹夫を借金取りとして働かせることで借金を帳消しにしようと持ちかけた。
 金を返せる当てのない竹夫は仕方なく借金取りをすることに。借金取りに追われていた竹夫は一転して借金を取り立てる側に。そしてアパートに住む主婦に借金を取り立てに通っていた竹夫だが、その主婦は自殺。警察の現場検証をしているところに出くわす。そんな時にその主婦の子ども達が学校から帰ってきた。夫が借金を背負ったままトンズラして身代わりに子どもを育てながら借金を返していたその主婦と自分の境遇が似ていたこともあり、竹夫は借金取りを仕切っているヒグチ(鶴見辰吾)の事務所から違法な取引の書類を持ち逃げし、それを警察に届けてしまう。その事でヒグチの組は壊滅した。
 しかし真っ当な職にも就けない竹夫は名前をタケと変え詐欺師となったのだった。

 今では成り行きでコンビを組むことになった新米詐欺師のテツ(村上ショージ)と詐欺を働いていた。
 今日の獲物は競馬場に遊びに来ていた男(ユースケ・サンタマリア)。スーツを着たタケは獣医に扮したテツから次のレースの予想を聞かせられる。それを見ていた男は、テツのことをあれは詐欺師だという。彼の言う通りに買った馬券を換金しようとすると予想料として称して法外な料金を迫ってくる。断れば違法なことをしたと警察にチクると因縁をつけてくると言うのだ。それを避けるためには換金所に行かないことだという。そのため自分がその馬券を買い取るというのだ。
 しかしタケは社長に頼まれて当たり馬券を交換しに来たのでそう言うわけにもいかないというと、男はその馬券も買い取ってやるという。男はタケにごくわずかなお金で万馬券を買い取り、意気揚々と換金所に向かう。しかしその馬券は偽物だったのだ。
 まんまとその男から金をだまし取ったタケとテツだったが、二人がラーメンを食べて家に帰ろうとすると二人のアパートから煙が出ており、消防車が駆けつけていたのだった。タケはヒグチが最近出所してきており、自分への仕返しのために放火されたのではないかと疑いそのまま逃走する。
 翌日、テツが探した家に住むことにするが、生活のために買い物に出かける。すると1人の少女がスーツを着た男にアイスをこぼしてしまう。その様子を見ていたタケはその少女がスーツを拭くふりをして財布を抜き取ったのを目撃する。しかしすられたことに気がついたその男は彼女を捕まえようとするが、同業者を助けようと2人は彼女を助ける。
 その少女の名前は河合まひろ(能年玲奈)。自分が小さいときに母親が自殺したと聞かされたテツは、自分が自殺に追い込んだ主婦とその子どものことを思い出し、彼女に何かあれば自分たちを頼るように言う。
 一度はわかれた彼らだったが、翌朝、家にまひろとその姉のやひろ(石原さとみ)、そしてその彼氏の石屋貫太郎(小柳友)が転がり込んできた。
 それがきっかけとなって始まった奇妙な共同生活。
 ところがまひろたちがボストンバッグに詰めた大金を持っていることにテツが気がついた。タケはせめてもの罪滅ぼしとして自殺に追い込んだ主婦の子どもに毎月お金を送っていたのだ。タケはまひろたちが、その子ども達であることを確信する。
 しかしヒグチの手下は引っ越したこの家まで追いかけてきた。再び放火したり、まひろたちが拾ってきた子猫の死体が放り込まれたり…。
 タケは再び逃げる決意をするが、逃げてばかりいてはダメだとテツが復讐することを提案する。母親を自殺に追い込んだ借金取りたちに復讐ができるならとまひろたちも立ち上がる。
 こうしてヒグチへの復讐劇を演じることになったタケたち。彼らは足のつかないプリペイド携帯に盗聴器をしかけ、ヒグチの事務所に激安携帯電話のチラシを入れる。まんまとエサに食いついたヒグチの手下(上田耕一)は、盗聴器付き携帯を購入。こうして奴らの動きを読めるようになったタケたちは、ヒグチたちがため込んだ金を、ヒグチのさらに上のボスに渡す直前に奪おうという計画を立てる。
 彼らは盗聴器の捜査をしているセキュリティ会社に扮し、ヒグチの事務所に向かう。彼らは携帯電話に盗聴器が仕込まれていることを見せ、この近くに盗聴電波の中継器があるという。そして中継器は金の入っている金庫の中だという。
 そんな時、出かけていたはずのヒグチが帰ってくる。部下からことの成り行きを聞いたヒグチは金庫を開けるが、その金をまひろが持って部屋を飛び出す。部下たちがまひろを追うが、ドスッ!という鈍い音が聞こえ、マンションの下を見ると血を流して倒れているまひろと金の入った袋が見えた。しかしそれはまひろの格好をしたやひろだった。しかしヒグチたちは人が落ちたとなれば警察が来る。それを恐れた彼らは逃げ出してしまう。
 こうしてまんまと金を奪ったタケたちだった。金を手に入れた5人はその金を山分けし、それぞれの人生を歩むためにわかれていく。
 急にさみしくなったタケだが、ポストに入れられていたチラシを見て不審に思う。タケは携帯のチラシを作った印刷会社に問い合わせをするとテツは以前にジュエリーショップのチラシを依頼していたと聞かされる。そのジュエリーショップはまひろと出会うきっかけとなったスリが行われたすぐ近くのショップだった。さらにタケはその時に財布をすられた男性が見たことのある人だと思いつく。以前テツと2人で入ったラーメン屋に貼ってあった劇団のポスターだった。タケはその劇団に乗り込むが、テツに財布をすられる役を演じるように依頼されていたことを知る。その団員からテツは今、病院に入院していると聞かされ、駆けつける。
 再会したテツの口から出たその言葉は、タケが思いもしなかった驚愕の真実だった。



●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 のっけから軽快な展開。タケを騙そうとするユースケ・サンタマリア演じる競馬場の男を逆に騙し返す手口に笑い、見る人を映画の中の世界観に惹きいれる。さらにジュエリーショップのチラシを見て、財布をすろうとしたのか、純粋に欲しいと思ったのかわからないけれどまひろが出かける。最後にわかるけれどそのチラシも偽物だとはその時だれもわからないでしょう。予告編どおり「もう騙されちゃってるもんね。」って感じです。
 後になってみると、テツが雇った劇団員じゃない人から財布をすったり、もしくはすらなかったりしたら話が進まないので、出来過ぎ感は否めませんが、テンポ良く進み、どんなストーリー展開があるのかもわからないため楽しむことができる映画ですね。
 でも予告編に出てきた石原さとみの「もう騙されちゃってるもんね。」という台詞はカットされたのか出てきません。そう言う意味でも、騙されちゃいました。




観て良かった度:●●●●○ 4点 最低1点、最高5点










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