映画:フランケンウィニー



 結論から言うと2012年のベスト1にあげた作品です。予告編を見て楽しみにしていた作品ですが、まさかそこまで自分が気に入るとは思わなかった…。そんなわけでフランケンウィニーです。




●ストーリー(ネタバレあり)
 小さな町ニュー・オランダに暮らす少年ヴィクター(チャーリー・ターハーン)には愛犬のスパーキーがいた。科学やいろんなことに興味のあるヴィクターはスパーキーを主役に映画を撮ったり、ヴィクターが投げたボールを拾ったり、いつも一緒だ。スパーキーはヴィクターが学校に行っている間、さみしくお留守番をしていなければならなかった。
 いつもスパーキーと一緒で友達を作ろうとせず、家にこもりっきりのヴィクターを父親のエドワード(マーティン・ショート)は心配していた。エドワードの指示で渋々ヴィクターは野球をしに行くが、彼が打ったボールをいつものように拾おうとスパーキーが追いかける。道路の向こうでボールを拾ったスパーキーが戻ろうとすると、突然やって来た車にひかれてしまう。
 最高の友であるスパーキーを失ったヴィクターは学校にも行けず、家でふさぎ込んでしまう。数日後、ヴィクターが久しぶりに行った学校の科学の授業で、動物は死んでも電気で動くことを習う。それを知ったヴィクターは目を見開く。運よくこの夜は嵐がやってくる。学校から帰ったヴィクターはペットセメタリーからスパーキーの無残な亡骸を掘り起こし、それらを縫い合わせては屋上に吊す。その瞬間、稲妻がスパーキーを遅う。
 屋上からスパーキーを降ろし、抱きかかえると、ぴくっ、ぴくっと動き出すスパーキー。見事スパーキーが蘇ったのだ。
 しかしそんなことを親にも言えないヴィクターは、そのつぎはぎだらけのフラン犬を屋根裏で親にも内緒で飼うことに。しかし自分が死んでいるとは気がついていないスパーキーは外に出てしまい、挙げ句の果てに母親のスーザン(キャサリン・オハラ)やクラスメイトのエドガー(アッティカス・シェイファー)に見つかってしまう。
 スパーキーが生き返ったことを知ったエドガーは、ヴィクターに科学展で優勝するために自分も何かを生き返らせたいからその方法を教えろと迫る。スパーキーが生き返ったことを内緒にするという約束でエドガーにその方法を教え、実際に金魚を生き返らせるが、その金魚は透明になってしまう。
 透明の金魚を作ったとなれば優勝間違えなし。エドガーは喜んでそれを科学展前にみんなに自慢する。しかし自分もやってみたいとクラスメイトのトシアキ(ジェームズ・ヒロユキ・リャオ)やボブ(ロバート・キャプソン)が力尽くでその方法をエドガーから聞き出す。
 トシアキは昔飼っていたカメを復活させ、ボブはシーモンキーを巨大化させてしまう。一方、同じくクラスメイトのフシギちゃん(キャサリン・オハラ)は死んだコウモリを生き返らせようとするが、自分のペットの猫とコウモリを融合させてしまう。
 その頃、スパーキーは隣の家のペルセポネや家族の反応から自分は一度死んだ存在であることを知り、ショックを受けて家を飛び出してしまう。ヴィクターやエドワード、スーザンは出ていったスパーキーを探しに町に出るが、今日はこの町の創立記念日で盛大なお祭りが開かれていた。しかもそのお祭りでは、巨大化したトシアキのカメが、無数のシーモンキーがお祭りを襲い、待ちは大混乱に。
 ヴィクターは淡水で育てられたシーモンキーは塩に弱いことを突き止めシーモンキーを全滅させる。巨大がメモなんとか倒すことに成功するものの、死んだはずのスパーキーも凶暴なモンスターだと町の人から非難を受ける。そんな時、コウモリと融合したフシギちゃんの猫が町長(マーティン・ショート)の娘・エルザ(ウィノナ・ライダー)をさらってしまう。彼女を助けようとヴィクターが古い風車に飛び込むが、町の人が持っていたたいまつの火が風車に飛び火してしまう。みるみるうちに火は燃え広がり、ヴィクターがピンチに。そんな時スパーキーが風車に飛び込む。必死に戦うスパーキー。そして気を失っていたヴィクターを救い出したスパーキーだった。
 町の人はエルザとヴィクターを救ったスパーキーを誤解していたことを悔やむが、そんな時、スパーキーはとうとう力尽きて倒れてしまう。それを抱きかかえるヴィクターだったが、町の人は車を集めてバッテリーにスパーキーをつなぐ。みんながエンジンをかけてアクセルをふかすとその電気がスパーキーに充電され、再び元気に立ち上がるスパーキー。今や町の英雄となったのだった。



●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 冒頭述べたように、この映画2012年のマイベスト作品です。普通に考えれば良い映画だとは思うけれど2012年の1位になるような作品ではないかも知れません。
 うちは犬を飼っています。以前散歩中に首輪をはずして逃げ出したことがあります。子犬でしたが、僕が追いつけるわけもなく…。道路に飛び出したうちの犬はトラックにクラクションを鳴らされ道路上で縮こまり、また逃げ出して行方不明になりました。近所の人が保護してくれたので事故もなく、うちの犬も無事でした。でも僕はホントに生きた心地がしませんでした。そしてこの作品では主人公の愛犬が事故に遭ってしまいます。自分の不注意で死んでしまう。一歩間違えば僕も同じでした。ペットを飼ったことのない人にはわからない感覚だと思います。マジで泣いてしまいました。しかも3Dメガネをかけて泣くと、涙をぬぐえません。生き返らせられるなら何でもやる。その気持ちは痛いほどわかります。
 つぎはぎだらけでも生き返ったらホントに嬉しいですよね。ペットセメタリーというホラー映画では、死んだペットを生き返らせるけれども、自分の息子まで事故で失ってしまい、同じように生き返らせます。でも実は殺人鬼として生き返ってしまう。そんな映画を思い出しました。
 シーモンキーや巨大カメが出てくるところはちょっとやりすぎ感がありますね。これまたグレムリンを思い出してしまいます。
 そしてクライマックス。スパーキーが大活躍しますが、死んでしまいます。ここでまた涙が。奥さんは「生き返るの予想できるでしょ!」と言います。もちろん予想できます。でも死んでからもここまで頑張ったスパーキーを楽にしてあげて。もう生き返らないで。というのが僕の意見。でもまた生き返ってしまうのがわかってしまう。だからこそ涙が出てしまいます。
 2012年はとてもすばらしい作品が多かったのですが、二度泣いてしまった本作がマイベストだったと思います。




観て良かった度:●●●●● 5点 最低1点、最高5点










ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

面白い

この記事へのコメント

2013年01月15日 19:36
あっ!これ見たい!と思っている映画なので、ごめんなさい・・文章飛ばして来ちゃいました ^_^;
2013年01月16日 19:33
mintさん、こんばんは。
是非見てください!オススメですよ。
ふじき78
2013年01月26日 22:48
「おっ、『フランケン・ウィンナー』の記事があるぞ」
「違うって」
2013年01月28日 00:54
ふじき78さん、こんばんは。
フランケン・ウィンナーってうまいの??
2013年04月23日 09:25
こんにちは。
面白かったけど、私はこのハッピーエンドはどうかな?と首をひねっちゃうほうでした。
やはり、最後は眠らせてあげるべきだったと思います
家族のようなペットへの愛情はわかりますが、これだと、子供がみても、「死んでも生き返らせればいいんだ」という極論がでてきてしまいます。
それに、やはり町人のほかの愛するペットが亡くなった時、スパーキーだけは容認されて、自分のペットは生き返させてはだめなのか?という疑問がポロポロ出てしまいます。これも極論ですが、死人だらけの町になっちゃいますよね!
私もペットロスにもなったくらい大切な家族の一員をなくした経験がありますが、あるからこそ、監督のなくなったペットへの愛情や大切だった気持ちは尊重しますが、ちょっと安易なラストだったかなと思います
2013年04月25日 01:11
makiさん、こんばんは。
確かにラストがねぇ~。もう休ませてあげてと思っちゃいました。他のペットはモンスターになっちゃいますし、普通に考えたら突っ込みどころは満載なのですが、でもペットを飼っている身としては、もし死んじゃったら…と考えると、生き返って欲しいです。

この記事へのトラックバック

  • 『フランケンウィニー』を109シネマズ木場6で観て、まあまあふじき★★★

    Excerpt: 五つ星評価で【★★★良すぎも悪すぎもしないけど、思いが感じられる】    ティム・バートンの趣味性が色濃く出た。 その趣味性は悪くないけど、 「ブラボー」と言うほどには ... Weblog: ふじき78の死屍累々映画日記 racked: 2013-01-26 22:51
  • フランケンウィニー

    Excerpt: 奇蹟って素晴らしい。   Weblog: Akira's VOICE racked: 2013-01-28 10:16
  • 「フランケンウィニー(2012)」 ストップモーションアニメの肌触り

    Excerpt: ティム・バートンの新作「フランケンウィニー」を観てきました。 オリジナルの「フラ Weblog: はらやんの映画徒然草 racked: 2013-01-28 20:01
  • フランケンウィニー

    Excerpt: フランケンウィニー@ウォルトディズニー試写室 Weblog: あーうぃ だにぇっと racked: 2013-04-03 22:44
  • 『フランケンウィニー』 ウィニーとは?

    Excerpt:  天国の手前には、虹の橋があるという。  寿命の短い犬や猫たちは、あなたより先にそこに行く。そしてあなたが来るのをそこでずっと待っている。やがてあなたも虹の橋に行くときが来て、彼らとの再会を果た.... Weblog: 映画のブログ racked: 2013-04-05 08:03
  • フランケンウィニー 3D 字幕版/キャサリン・オハラ

    Excerpt: ティム・バートンの十八番と言えるダークファンタジーな物語を描くモノクロ・アニメーション映画です。何でも監督が無名時代に撮り1984年に発表した同名短編作品がモチーフになって ... Weblog: カノンな日々 racked: 2013-04-05 09:33
  • フランケンウィニー

    Excerpt: フランケンウィニー ブルーレイ(2枚組/デジタルコピー付き) [Blu-ray] [Blu-ray]白黒3Dで描く奇妙なファンタジー「フランケンウィニー」。キモかわいいキャラクターたちがいつしか好 .. Weblog: 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 racked: 2013-04-05 10:22
  • フランケンウィニー

    Excerpt: 大好きな科学に夢中になるヴィクターの隣には、片時も傍を離れない愛犬のスパーキーがいた。 ある日、スパーキーは事故に遭い、命を落としてしまう。 その事実を受け入れることができないヴィクターは.. Weblog: 心のままに映画の風景 racked: 2013-04-05 12:58
  • 映画『フランケンウィ二―』★敢えてコマ撮りで再生させるティムらしさがイイ♪

    Excerpt:         作品について http://cinema.pia.co.jp/title/157124/ ↑ あ.. Weblog: **☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆** racked: 2013-04-05 19:59
  • 【映画】フランケン・ウィニー

    Excerpt: <フランケン・ウィニー を観て来ました> 原題:Frankenweenie 製作:2012年アメリカ 人気ブログランキングへ 私がティム・バートン監督大好きなのを知ってる人はどのくらいいるので.. Weblog: ★紅茶屋ロンド★ racked: 2013-04-06 18:39
  • フランケンウィニー・・・・・評価額1600円

    Excerpt: 創造に一番大切なものとは? 不慮の事故で愛犬を亡くしたギーグな少年が、雷の力を使って犬を蘇らせてしまった事から、小さな街に大騒動が巻き起こるファンタジー。 犬派のティム・バートン監督が、28年.. Weblog: ノラネコの呑んで観るシネマ racked: 2013-04-06 18:51
  • ぼくの大切なともだち~『フランケンウィニー』 【2D・吹替え版】

    Excerpt:  FRANKENWEENIE  ニュー・オランダという街に住む、科学オタクの孤独な少年・ヴィクター。彼 のたった一人の「友だち」は、愛犬のスパーキーだった。ある日、スパ.. Weblog: 真紅のthinkingdays racked: 2013-04-06 19:28
  • 『フランケンウィニー』を3Dで観てきた!?

    Excerpt: 『フランケンウィニー』を3D吹き替えで観てきました。 ストーリーはコチラ(^^)/フランケンウィニー - goo 映画 #めっちゃネタバレありです。といっても予告編そのまんま東なんだけどね(^^) .. Weblog: 映画観たよ(^^) racked: 2013-04-07 20:16
  • 「フランケンウィニー」 (2012)

    Excerpt: 2012年・ アメリカ/配給:ディズニー 原題: Frankenweenie 監督:ティム・バートン原作:ティム・バートン脚本:ジョン・オーガスト音楽:ダニー・エルフマン製作:ティム・バートン、アリソ.. Weblog: お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法 racked: 2013-04-11 00:32
  • 「フランケンウィニー」

    Excerpt:  「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」と同時上映の短編として既に世には出ていたフランケンウィニーが、このたび長編クレイアニメとなって登場するということで、胸を躍らせながら待っていました。  純真.. Weblog: 首都クロム racked: 2013-04-13 23:03
  • フランケンウィニー

    Excerpt: ティム・バートン監督最新作は、モノクロ映像のストップモーションアニメーション。 天才科学少年ヴィクターの愛犬スパーキーが突然の交通事故死。 彼にとって愛犬スパーキーは、唯一の親友であり、特別な存在.. Weblog: 愛猫レオンとシネマな毎日 racked: 2013-04-14 00:42
  • フランケンウィニー

    Excerpt: 『フランケンウィニー』 “FRANKENWEENIE” (2012・アメリカ・1h27) 製作・監督・原案 : ティム・バートン 声の出演 : チャーリー・ターハン、キャサリン・オハラ、マーティ.. Weblog: カレサンスイノTTZMI racked: 2013-04-16 17:42
  • フランケンウィニー

    Excerpt: 「ペット・セメタリー」なティムバのストップモーションアニメ。 感動ファンタジーとなっていますが、正直どうだろうとは思いますね。誰だって、大切な亡くなったペットや人がもう一度生き返ってくれれば.. Weblog: いやいやえん racked: 2013-04-22 09:06
  • フランケンウィニー

    Excerpt: 知りませんでした。じつは、1984年に発表した短編を、ストップモーションアニメーションによる長編へと再生させたファンタジー作品だったんですってね。とにかく、ティム・バートンらしさ全開っ!のダークファン.. Weblog: のほほん便り racked: 2014-05-29 16:50