「酒井家のしあわせ」見てきました。



 酒井という友達がいたので、一緒に行きたかったのですが、今回も一人です。と言うわけで、酒井家のしあわせを見てきました。




●ストーリー(ネタバレあり)
 酒井家は4人家族。母・照美(友近)は、夫と息子を事故で亡くし、今の夫・正和(ユースケサンタマリア)と再婚。中2になる息子の次雄(森田直幸)は照美の連れ子。娘の光は、照美と正和の子供。
 そんな次雄の誕生日、サッカーの練習が終わるとクラスメイトの女の子から体育館の用具室に呼び出される。用具室の中にはクラスメイトの女の子筒井秋(谷村美月)がいた。誕生日の次雄にプレゼントを渡すために呼び出したのだ。とまどう次雄。そこに道具をとりに来た女の子3人組に見つかってしまう。筒井は照れ隠しに、「酒井君からプレゼントもらった」と3人組に言い、出て行ってしまう。バツが悪そうに次雄も用具室から出ると、筒井の忘れ物のエロマンガを3人組から渡される・・・。
 次雄は照美から食事に行くから早く帰って来いと言われているにもかかわらず、サッカー部の友達・田上一成(栗原卓也)の家で食事をして帰る。正和も部下のミスで急な残業が入り帰りが遅くなる。食事に行けなかった照美は少々ご機嫌斜めのそんな1日だった。

 数日後、照美の実家に家族4人で出かける。親戚一同で食事をしていると、照美の兄とその息子が喧嘩を始める。それを見ていた正和は大笑い。正和の父親も母親も早くに死んだ正和は、その親子げんかを見て、自分の親も生きていたらこんな感じだったのだろうかと思うと笑いが止まらなくなったらしい。

 またまた数日後、次雄が学校から帰ろうとすると、次雄の自転車を筒井が乗り回していた。マンガは友達のだから返して欲しいと次雄の家まで二人で帰る。筒井は次雄の部屋でアイスを食べながら小学校の卒業アルバムを見始める。アルバムに夢中になっている間にアイスは溶け始め垂れそうになるところを、次雄が垂れないように口でキャッチ。アイスだけでなく筒井の手もなめてしまう次雄。それを妹に見られてしまった。

 その夜正和は薄型テレビを買ってきた。それを会社の友人である麻田君(三浦誠己)と二人で持って帰ってくる。正和がテレビのセッティングに夢中になっている間、照美は麻田君に食事をすすめる。正和を除く4人で食事をしていると、妹の光がお兄ちゃんがキスをしていたことを話してしまう。余計なことをしゃべるなと光の頭を殴る次雄。すると正和は次雄の胸ぐらをつかみ、絶対に人に手をあげるんじゃないと怒る。

 そんなどこに出もありそうな酒井家だが、親戚に家で大笑いをした事件から正和と照美の間がおかしくなってきた。次雄が帰ってくると正和は家の荷物をまとめている。好きな人ができたので家を出るというのだ。しかも男。あの麻田君だというのだ。呆れて引き留める気にもならない照美、何が起きているのかわからない光、動揺する次雄をおいて正和は出て行ってしまった。

 そんな次雄は学校でもあれてしまう。とうとう友達の田上と喧嘩になり骨折をさせてしまう。照美とその田上の家に謝りに行く。「あーあっ、親選びたかった。」と次雄。すると田上の母親・田上百合子(濱田マリ)に「子供がな、親選べへんように、親も、子供選べへん」と。

 筒井にお祭りに行こうと誘われる次雄だが、友達と行くと断る。田上の足も治り、男友達でお祭りに行く。そこで偶然父・正和の姿を見かけ追いかけていく。そこで正和は麻田君とホモなのではなく、病気であることを知る。しかも治る見込みがないことを知らされる。

 家に帰り、母・照美に、夫が死んだ時どう思ったかを尋ねる。その話を聞いて、父親に会いに行こうと泣く次雄。3人で父親に会いに行く。照美は正和に、突然逝かんだけましやと思えと正和の病気を受け入れた。実は照美は出ていった次の日には知っていたのだ。母親からも父親からも騙されていた次雄はやるせない気持ちだ。

 家族4人、看病のために大阪に引っ越すその日、筒井と田上がお別れを言うために自転車で追いかけてきた。そして実は2人はつきあっていたことを告白される。それを親に話すと大笑いする2人。そして次雄は恥ずかしさのあまり顔を隠し、一緒に笑う。





●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 最初、友近が映画ってどうよ?と思っていましたが、一人コントを持ち芸とする友近。意外に良いです。森田直幸も思春期の複雑な時期をうまく表現しています。撮影の時は呉美保監督にいろいろ指導されたらしいですが。。。そして筒井秋役の谷村美月ですが、どこかで見たことあるのに全然記憶がない。帰って調べてみると、そうか彼女か・・・。去年1年にたぶん80回は見ているんですよね。しかも映画館で。そしてドアップで。彼女は映画好きにはおなじみの「海賊版撲滅キャンペーン」のCM(MPA)に出ていた彼女らしいのです。へぇ~。

 さて、ストーリーの感想ですが、予告はネタバレしすぎじゃないの?正和が実は病気だったというのは知らないで見に行きたかったです。そして「男を好きになって出て行ってしまう映画」というのが大々的に告知されているわりには、出ていくのが意外に遅かった。これは僕的には良かったと思います。平凡な家庭の平凡なお話が心地よかったから。
 そして、父親が出て行ってしまった後の次雄。受け入れられないけどどうしようもなく、むしゃくしゃする難しい心境の中2の役をうまく表現されていていいです。そして、実は男を好きになったのではなく、病気なのを照美に隠そうとどうしようもない嘘をついたのを知った次雄。うざく思っていた父親が出ていってしまった、いなくなればいなくなったで、むしゃくしゃし、そして実は病気で長くないことを知り、いとおしく思うようになる。この感情の変化がとてもリアルでした。
 笑いあり、感動ありですが、地味で淡々と進む静かな映画です。見て良かった度は3点をつけましたが、呉美保監督はかなりすごいかもしれません。今後の作品に期待です。

 ところで、学校の先生も結構いいあじ出してます。でも授業中「はいみなさん、わかりますかぁ~?どんどん書いているけど後で説明するからねぇ~。」って、説明もしていないのに「わかりますかぁ~?」わかるわけないだろ!説明無しでわかるくらいだったら授業受ける意味ないって。



見て良かった度:●●●○○





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