ALWAYS 続・三丁目の夕日 観てきました

 みなさんの映画ブログの中で、2005年観て良かったランキング(自分調べ)でベスト5以内に入れている人がほとんどだった「ALWAYS 三丁目の夕日」の続編ALWAYS 続・三丁目の夕日を観てきました。


●ストーリー(ネタバレあり)
 昭和34年。東京オリンピックの開催が決定し、日本は高度経済成長時代に足を踏み入れようとしていた。鈴木(堤真一)の思い通り、車も増えて鈴木オートのお得意様も増えてきた。そんな鈴木オートに鈴木のいとこ・鈴木大作(平田満)がやって来た。大作は事業に失敗し、しばらく地方のダムに勤めるため、娘の美加(小池彩夢)をしばらく預かって欲しいというのだ。
 鈴木は快く引き受けた。妻・トモエ(薬師丸ひろ子)も、「母親と思って良いのよ。私も娘のように思うから。」と美加を歓迎する。しかしお高くとまった美加を一平(小清水一輝)は嫌っていた。
 お金持ちの暮らしをしていた美加も、貧乏な鈴木オートの暮らしにはなじめずにいた。今までお手伝いもしたこともない美加にとって初めてのお手伝い。学校に行けばクラスメートから一平と結婚したんだとクラスメートからからかわれる。
 しかし、トモエや住み込みで働く星野六子(堀北真希)の優しさに触れ、だんだんと一平や淳之介(須賀健太)や友達ともうち解けてきた。
 一方、一度は息子の淳之介を引き取るのをあきらめた川渕(小日向文世)だったが、再び茶川(吉岡秀隆)の元に、淳之介を連れ戻しにやって来た。学校の成績も良い淳之介には良い教育を受けさせるのが親の義務だ。君にそれができるのか?そう問う川渕は、手切れ金として札束を差し出す。それに対して茶川はお金の問題じゃないんですと抵抗する。川渕は、それならばせめて人並みの暮らしをさせてやって欲しいと言い、その場を去る。しかし、人並みの暮らしをしていないと確証したら、その時は今度こそ連れて帰りますと言い残して。
 六子の前に同郷の友人・中山武雄(浅利陽介)が現れた。久しぶりの再開だったが、ちょうどその場に居合わせたたばこ屋のキン(もたいまさこ)に冷やかされた。そんな六子は女友達と銀座に石原裕次郎の映画を観に行ったりもしていた。
 医者の宅間(三浦友和)は神社で、焼き鳥を持ってなにやらつぶやいている。近くに捨てられている子犬の世話をしに来た一平や美加たちはそんな宅間を焼き鳥踊りと呼び、悪魔の儀式だと思っている。実は家族を亡くした宅間は狸に化かされて家族のことを思い出したいのだ。
 ある日、東大の同窓会に出かけた茶川だったが、同窓生にバカにされて傷つき帰ってくる。そんな茶川を待っていたのは淳之介の担任の山村先生(吹石一恵)だった。彼女は給食費を払っていない淳之介君が給食を食べないでいる。給食費をなんとかして欲しいというのだ。茶川は給食費を淳之介に渡していたのに、淳之介が先生に渡していなかったのだ。実はお米代が値上がりしていて、足りない分を自分の給食費から払っていたため、給食費を払えないでいたのだ。何で言わないんだ?いつから値上げしていたんだ?川渕にその事が知れたら連れ戻されるんだぞ。泣きながら叱る茶川。
 茶川の言葉は現実となった。川渕に呼び出され、お金のないことを子供に心配させるような君には預けておけないと言う。養えることを証明するからもうしばらく時間が欲しいという茶川を川渕は了承する。
 一方、黙って出ていったヒロミ(小雪)だが、鈴木や自転車屋の吉田(温水洋一)や精肉店の丸山(マギー)らが居場所を見つけた。借金を返すためゴールデン座で踊り子として働いていたのだ。
 茶川は川渕に淳之介を養えることを証明するために、胸をはってヒロミを迎えに行けるように、芥川賞を目指して再び純文学の執筆をはじめる。周囲も応援してくれ、しばらくの間淳之介は鈴木オートで面倒みることにする。食事もトモエが準備することになった。そんな回りの応援もあって完成した作品は芥川賞の最終選考に残った。
 いよいよ発表を待つだけ。そんな時、鈴木らの前に選考委員だと名乗る男が現れた。茶川の作品は内容的にはとてもすばらしく芥川賞間違いない。しかし、こういう世界には根回しも必要で受賞するためには接待費が必要だという。純文学の裏にそう言う汚い背景があるのは納得いかないがそれが事実と説明するその男に、茶川も鈴木も吉田も丸山も、みんなが援助した。
 発表前日、鈴木は茶川をゴールデン座に連れて行く。一番嬉しい時、誰に隣にいて欲しいんだ?そう言う鈴木の言葉に後押しされてゴールデン座に入る茶川だが、その時ヒロミは、見初めた大橋のところに向かうため大阪に向けて出発したあとだった。
 発表当日、鈴木オートにみんなが集まった。外には取材陣も来ている。川渕も結果を見届けに来ている。発表の時間がすぎ、緊張するその時電話が鳴った。トモエが緊張で声が裏返りながら出て、茶川に変わる。「ありがとうございました。」そう言って電話を切る茶川。結果は落選。
 怒った鈴木は選考委員の名刺を片手に電話するが、そんな人はいないという。詐欺だったのだ。
 肩を落として解散するみんな。川渕が口を開く。金で芥川賞を買おうとしたこと、詐欺にあったこと、そして才能がないことを言われる。事実なだけに今度こそ何も言えない茶川。そこに鈴木が口を開く。あんたは読んだのか?読んでもいない奴にこいつの才能のことをとやかく言う資格はない。今、ここで読め!そう言うとその作品が載った雑誌を取り出してきた。あんたも買ったの?とトモエが同じ雑誌を出す。私も買ったと六子も、吉田も、丸山も、キンも・・・。みんなが茶川を応援していたのだ。
 その場でその作品を読む川渕。雑誌を読んでいるのは川渕だけではない。同じ頃大阪に向かう電車の中でヒロミがゴールデン座の先輩に渡されて、その雑誌を読んでいた。
 「こんなのは願望だな」読み終えた川渕がそう口を開く。文学ではなく欲望が書かれているだけと批判する。川渕が淳之介を連れて行こうとするその時、ヒロミが現れた。茶川のことヒロミのことを書いた作品を読んだヒロミは茶川の元に戻ることを決意したのだ。みんなが喜んでいる。その横では川渕が帰っていく。秘書の佐竹(小木茂光)が、良いのですか?と問うと川渕は、いい。そう答えて帰って行く。
 平和が訪れた三丁目。鈴木オートに電話がかかってくる。美加の父親からだ。ちゃんとした仕事が見つかったので、美加を連れて引っ越すというのだ。三丁目の暮らしに慣れた美加は寂しく思う。美加が発つその時鈴木オートのみんなが見送る。一平はプレゼントを背中に隠しているが渡せないでいた。遠ざかっていく美加を見ながら六子は一平に「渡さなくていいだか?」そう言うと、一平は美加を追いかける。喜ぶ美加。別れ際にお嫁さんになってあげる。一平は照れている。
 しばらくして一平の願いが叶った。東京タワーに六子が連れて行ってくれるというのだ。「走るな!揺れる。同じ方向に行ったら傾く。」そう怖がる鈴木。東京タワーから見える夕日は今日もきれいだ。


●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 前作は、劇場に観に行こうかどうしようか迷って、前売り券も買っていたのですが親に譲ってしまい観られず終い。ところが皆さんのブログを読むとかなりの高評価。劇場で観れば良かったと後悔していました。結局テレビで観ました。そんなわけで本作は劇場で観ようと決めていました。公開から1ヶ月近く経ちましたがようやく観てきました。
 遊び心満載のオープニングで始まり、始まって5分でもう映画の世界に没頭です。その日の会議でもうとうとしてしまうくらい眠い状態で行ったし、2時間半以上あり長めの映画でしたし、途中で寝ちゃうんじゃないかと心配していたのですが、そんなことは全然心配する必要なく、終始映画の世界にどっぷり浸かっていられました。
 笑いあり、涙ありの良い映画でした。1作目も良い映画でしたが、どちらかというと短編集の寄せ集めっぽい感じできちんとしたストーリーではない印象を受けましたが、本作品はきちんとしたストーリーがあって良かったです。
 ただ、川渕はどうなの?息子を連れて帰る、連れて帰ると言っているだけで毎回茶川に情をかけて。有言不実行な男だ。淳之介なんてどうでも良くって、茶川をいじめて喜んでいるだけに見えてしまう。それにつきあわされる佐竹も飛んだ迷惑だ。淳之介をあきらめるならあきらめる。連れて帰るなら連れて帰る。情をかけるのは良いけど、そんな優柔不断な社長じゃ先が見えているな。

 前作から、いろいろ話題になっていますが、当時のシーンってどうやって撮影したんだろう。CGと実写の合成も自然だし、ほのぼのとした映画の割に制作費もすごいですよね。それで元を取れるくらいの高校収入が得られるんだからこの映画のすごさは想像を超えますね~。
 キャストもみんなが役にはまっていて魅力ある人たちばかり。堀北真希はホントに東京出身なのかと思うほど方言も自然ですし、吉岡秀隆堤真一薬師丸ひろ子がうまいのは当然として、子役も自然ですよね。サウスバウンドなんかは子役が下手で・・・。
 個人的には今年は面白いと思う映画が少ないですが、この作品は良い作品でした。ストーリーを楽しむだけならレンタルビデオでも充分ですが、でも大きなスクリーンで観て欲しい作品だと思います。



観て良かった度:●●●●●





 話は変わりますが、僕がとった三丁目の夕日の写真です。有明三丁目ですけれどね。




僕の好きな貫地谷しほりさんがちょい役だったので、ちょっと残念。。。




※1:一部商品を除きます。注文時にご確認ください。
※2:当記事掲載時です。実際の送料は注文時にご確認ください。








"ALWAYS 続・三丁目の夕日 観てきました" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント