映画:K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝



 K-20 怪人二十面相・伝を観てきましたが、記事にするのが相変わらず遅くなっちゃいました。


●ストーリー(ネタバレあり)
 1949年、帝都。社会は、19世紀から連綿と続く華族制度によって富める者と貧しき者の二極化がなされていた。そんな中、富裕層のみをターゲットとし、次々と美術品や骨董品を魔法のような手口で盗んでしまう、“怪人二十面相”と名乗る窃盗犯が世間を騒がせていた。
 怪人二十面相を執拗に追い続ける名探偵がいた。明智小五郎(仲村トオル)だ。
 ある日、ニコラ・テスラが発明したエネルギーの電送装置の模型が学会で発表された。怪人二十面相は教授の助手に変装し、まんまとその模型を盗み出してしまう。
 さらに怪人二十面相は新たな挑戦状を送りつけた。明智小五郎は羽柴財閥の跡取り・羽柴葉子(松たか子)は婚約をしており、その結納の儀、羽柴財閥が持つ、ブリューゲルの『バベルの塔』を頂戴するというのだ。

 一方、曲芸手妻師・遠藤平吉(金城武)は、小さなサーカス小屋で人気を博していた。サーカス団のメンバーは、皆貧民街で暮らす人々だ。
 今日も平吉の曲芸と、源治(國村隼)がつくるトリックに観客は大喜び。ところが団長(小日向文世)は体調が良くない。しかし医者に診せるお金もない。
 その夜、平吉にお客が尋ねてきた。雑誌の記者と名乗るその紳士(鹿賀丈史)は小五郎と葉子の結納の儀に侵入し写真を撮ってきて欲しいと依頼だったのだ。その報酬はかなりの大金。これがあれば団長を医者に診せることもできるし、サーカスに出入りしている住むところもない少年・シンスケ(今井悠貴)にも食べ物をあげられる。そう考えた平吉はその仕事を受けることにした。

 結納の儀、当日、浪越警部(益岡徹)率いる警察や小五郎たちの物々しい警備の中、平吉は高層ビルの外からロープでよじ登り、記者から預かったカメラのシャッターを押す。その瞬間ビルは爆発。慌てる警察。そしてビルの外にいる平吉は見つかってしまう。怪人二十面相と勘違いされた平吉はそのまま逮捕されてしまう。怪人二十面相の罠にかかったのだ。
 厳しい取り調べを受ける平吉。いくらはめられたと言っても信じてもらえない。留置場では隣の監房にいた男が、「あんたは二十面相じゃない。俺は二十面相の素顔を見たことがあるんだ。顔に傷のある男だった。」と言う。平吉は記者と名乗るその男が二十面相であったことを知る。
 平吉が護送されることになった。パトカーに先導される護送車が橋にさしかかった時、橋が爆発し、そのまま護送車は橋と一緒に流される。源治たちの作戦だ。まんまと逃げ出した平吉は、自分も怪人二十面相と戦える技術を身につけるため、源治が住む泥棒長屋に代々伝わる文書に書かれた修行をする。
 まず地図を買い、目をつぶって二ヵ所に印をつけ、その二点を結ぶ直線を引く。その通りに走るのだ。平吉は車の行き交う道路を横切り、ビルを登り、ビルからビルへと飛び移り走り抜ける。

 今夜も同じようにその直線に沿って走っていると、女性が逃げているのを見つける。彼女は羽柴葉子。怪人二十面相に追われていたのだ。平吉は二十面相と対決するが、逃げられてしまう。さらに平吉は警察にも追われるはめに。平吉は葉子をつれて源治のところに逃げ込む。

 あまりにも世間知らずの葉子に嫌気がさした平吉は、シンスケをはじめとする孤児が住んでいる広場に連れて行く。孤児を政府が放っておくなんてあり得ないという葉子、しかし現実は少年たちは段ボールで作った家で暮らしている。現実を知った葉子は自分でできること、彼らのために食事を作ってあげた。それを見た平吉は、葉子がただの金持ちでないことを知る。葉子も平吉が怪人二十面相ではないことを知り、彼との対決の手伝いをすることにする。

 怪人二十面相がなぜ「バベルの塔」を盗もうとするのか?小五郎の事務所に保管されている絵を盗もうと平吉と源治が向かう。それを葉子や源治の妻の菊子(高島礼子)、そして孤児たちが彼らをサポートする。しかし、すんでの所で小五郎に捕まってしまう。
 小五郎も葉子の言葉を信じ、とりあえず平吉が二十面相ではないと信じることにした。彼らの推理では二十面相はテスラの模型ではなく本物。これがあればどこにでもエネルギーを送れる。貧富の差をなくす事もできる装置だが、陸軍や二十面相の手に渡れば兵器にも成り得る装置だ。しかし隠し場所がわからない。源治は陸軍が保有する投影装置にかければ何かわかるかもしれないという。平吉は小五郎に変装し、警部と陸軍の施設に視察に向かった。そこに本物の小五郎が現れ、平吉はさらに二十面相に変装して逃げる。陸軍の目が平吉の変装した二十面相に向いている間、小五郎と源治は例の絵を分析する。一方陸軍の執拗な追跡はあまりにもひどかった。しかし葉子がヘリコプターを操縦して平吉を助けた。
 一行は小五郎の事務所に戻って絵に隠された図面を見るが、さっぱりわからない。そこに現れたのは葉子。代々伝わるからくり箱の図面だった。その図面どおりにからくり箱を操作すると、それは見覚えのある形になった。結納の儀が行われたビルの床の模様だった。しかしそこで明智小五郎が銃弾に倒れてしまう。
 平吉と源治は翌日そのビルに向かう。その模様を調べると真ん中にくぼみを発見した。そこに例のからくり箱をセットすると、床が開き装置が現れた。巨大な装置だ。破壊しようとする平吉と源氏の前に現れたのは二十面相。平吉と二十面相はその装置を作動させる鍵を巡ってバトルを繰り広げる。
 しかし、二十面相は平吉が持っていた銃を奪って平吉を打ってしまう。
 一方、その間に源氏は装置を改造し、座標を0にセットする。つまりこのビルだ。
 二十面相が装置に気をとらわれている間、平吉は目を覚ます。彼が持っていた銃には血のりが飛び出す銃だったのだ。装置を止めようとした二十面相は装置と共に滅んでしまった。





●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 なんで今までなかったんだろう。怪人二十面相の映画って。だいぶ昔にはあったみたいですけどね。。。日本版バットマン?という感じでしょうか。
 冒頭の帝都の情景もとてもリアリティがあって良かったし、小五郎が二十面相というオチはワンパターンすぎるけれど、とっても楽しい映画でした。

 名探偵コナンって、いろいろなところからネタを仕入れているけど、少年探偵団って怪人二十面相からネタを仕入れたんだ。まだまだ知らないことが多い、よしなです。ネタと言えば、昔、名たんていカゲマンというコミックにはまっていたことがあったのを思い出しました。このマンガには“怪人19面相”が出ていました。
 楽しいだけでなく、原作はいろいろな物語のもとになっているので、そういう作品も思い出して懐かしい気持ちになりました。



観て良かった度:●●●●● 5点










"映画:K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント