映画:阪急電車 片道15分の奇跡



 なんか超ローカルっぽくて、阪急電車に乗ったことのない僕はスルーしようかと思っていたのですが、ツイッターでの評判が上々。と言うわけでポイントを使って無料で見てみることに。と言うわけで今回の記事は阪急電車 片道15分の奇跡です。



●ストーリー(ネタバレあり)
 とあるカフェ。1人の男性(鈴木亮平)とその横に座る女性(安めぐみ)、そして2人の前に座る女性・高瀬翔子(中谷美紀)。翔子とこの男性とは社内恋愛で婚約までしている。しかし翔子の後輩であるこの女性に寝取られたのだ。しかも子供まで作られ翔子は立つ瀬がない。婚約解消を申し出られた翔子は披露宴に招待して欲しいと言う条件を出す。
 結婚式当日、翔子は純白のドレスにティアラをして出席する。当然周りからはじろじろ見られる。新婦の友人から「わざとですよね?」と聞かれ、「寝取られた女としてはこれくらいしてもよくないかしら?」と答える。新郎も新婦も動揺を隠せず、新郎の母親からは「お召し物がきらびやかなので、これを羽織って欲しいと」はおるものを渡される。むなしくなった翔子はその場をあとにし、阪急今津線に乗って帰宅の途につく。
 電車では少女・萩原亜美(芦田愛菜)が祖母・時江(宮本信子)と座っており、亜美は「お嫁さんだ♪」とはしゃいでいる。時江に声をかけられた翔子は隣に座って、「ごめんね。お嫁さんじゃなくて。」と涙を流す。翔子は、私が一番きれいだった。結婚式のことを思い出すたびにきれいだった私を思い出す。それが一番の仕返しのつもりだったと、事の次第を時江に話す。時江は仕事をしなさい。同じ会社の3人が顔を合わせればそれが一番の仕返しだと言う。「忘れなさい。」と言われるかと思っていた翔子はその言葉に励まされる。でも、落ち着いたら会社を辞めてあなたの人生を歩き出しなさいと言う。そして時江は良い駅だから小林駅で降りてみなさいと言われた翔子は、そこで降りてみることに。小林駅では駅員(菊池均也)が鳥の巣を保護したり、植木鉢の花を飾ったりと温かい駅だった。スーパーで普段着に着替えた翔子はこの町を散策するうちに、次第に元気を取り戻していった。

 女子大生の森岡ミサ(戸田恵梨香)は、大学で知り合ったイケメンの彼氏・カツヤ(小柳友)とつきあっていた。町を歩けば誰もが振り返るほどのいい男であったものの、いざつきあってみると暴力的ですぐにかんしゃくを起こしていた。この日、2人は2人で住むアパートを探しに行くためにこの電車に乗っていた。純白のドレスを着た翔子の話をしているうちに、ひょんなことでカツヤはかんしゃくを起こし、途中の駅で降りてしまう。それを見た亜美は怖くなって泣き出す。ミサは時江に「くだらない男ね。」と言われ、別れのメールを携帯で打つのだが、送信ボタンを押せないでいた。

 地方から出てきた権田原美帆(谷村美月)は友達から「ごんちゃん」と呼ばれ、それがいやだった。美帆は野草に詳しく学校帰りに見つけた食べられる草を見つけては「おいしそう。」と思うが、友達からは雑草と言われ、なかなか友達になじめないでいた。
 同じ関西学院大学に通う小坂圭一(勝地涼)は極度の軍事オタク、略して軍オタ。周りからは今時あの格好はないよねぇ~と陰口をたたかれ、彼もまた大学になじめないでいた。
 その2人が電車で一緒になり、ヘリコプターの音で美帆が空を見上げる。軍オタの圭一はそのヘリコプターについて語り始めるが、途中でまた軍オタと白い目で見られるのを恐れ話やめてしまう。しかし美帆は自分の知らないことを知っている圭一を白い目で見るどころか、興味津々で話を聞いていた。自分の話を聞いてくれる人など今までいなかった圭一は美帆に名前を聞くが、美帆は急に暗い表情となり話をやめてしまう。
 やっぱりみんなと同じだと思った圭一は傷つくが、終着駅で美帆が再び話しかけてきた。権田原という苗字にコンプレックスを持っており、また「ごんちゃん」と呼ばれるのがイヤで名前を言うのを躊躇したのだという。それを聞いた圭一は「みほちゃん」と照れながら呼ぶ。

 女子高生の門田悦子(有村架純)は関西学院大学に憧れていた。しかし進路指導の先生からは関西学院大学を受けるならもっと勉強が必要だし、滑り止めも必要だと言われており、あこがれであるはずの関西学院大学の最寄り駅(門戸厄神駅?)に近づくと顔が暗くなっていた。そんな悦子はちょっとおばかだけど清純な心の持ち主である社会人の彼氏がいた。彼の名は遠山竜太(玉山鉄二)。友達(森田涼花)から「もうHはしたの?」という質問に、「大学に受かるまではしないと言われてる。自分を大切に思ってくれている人なの。」と答える。それを聞いたミサはやはり彼氏とは別れた方が良いかと思い出す。
 終着駅でミサは悦子に「がんばれ。」と叫ぶが、悦子は誰が言ったのかも自分が言われたのかもわからないでいた。

 家族3人で平凡で庶民的ながらも温かい家庭を築いてきた主婦の伊藤康江(南果歩)。夕飯は残り物の料理だが、それを喜んで食べる夫と息子。そんな一家団欒のなか、1本の電話がかかってくる。PTA仲間の奥様連中からだ。1食5,000円もするランチに誘われるが、小心者で断れない康江は、家族からも「行っておいでよ。」と後押しされて参加することに。
 荷物を投げて席を確保したり、ところ構わず大声でしゃべる奥様連中とはなじめないでいた。ちょうど近くにいたミサは「おばちゃんってサイテー。」と康江に聞こえるようにつぶやく。
 それを聞いたからか、康江は急に胃が痛くなった。「私、やっぱり帰ります。」と言う康江に奥様連中は「あらー、せっかく予約したのに。」と話す。「ごめんなさい。」と謝り康江は次の駅で降りる。心配したミサも康江をかばいながら降りる。
 「時々痛くなるの。薬を飲めば大丈夫。」と言う康江に、「何よ。私の嫌味で胃が痛くなったのかと思ったじゃない。」と言い康江を置いて去っていく。康江は悪いことしたと思いながらバッグから薬を出すが、水がないことに気がつく。ちょうどその時ミサは水を買って戻ってきた。「あんなのあんたのこと友達とは思ってないよ。おばちゃんのことより、ランチの心配してたじゃない。」
 ミサは自分の彼氏も自分のことを何も考えてくれていないことに気がつき、勇気を振り絞って別れメールの送信ボタンを押す。そして彼の家へと行き、荷物を持って帰ろうとする。その時メールを見て戻ってきたカツヤは激怒し、ミサに手を挙げる。
 その後もミサのアパートの前に現れ、ドアを蹴ったり大声を上げたりして、ミサは怖い日々を送っていた。耐えかねたミサは友人のマユミ(相武紗季)に相談する。マユミの兄は空手をやっており、カツヤを呼んで別れるように言う。携帯のアドレス帳を消さないカツヤに切れたマユミは携帯を出すように言い、カツヤの携帯を2つに折って水の入ったコップに沈める。

 悦子は竜太と夜のドライブに来ていた。きれいや夜景を見ても喜ばない悦子。それどころか「今日でいいよ。」と竜太に迫る。悦子を大事に思っていた竜太は「なんやねん!今日で良いとか、投げやりになって。」と怒る。実は悦子は先生に関西学院大学は賭だと言われていた。しかし決して裕福ではなく、賭のために安くない受験料を出して欲しいとは親に言えず、泣く泣くあこがれの関西学院大学を諦めたのだ。その事を先生に報告すると、「戦わずして逃げるのか。悦子らしい選択やな。」と言われたのだ。一番悔しいのは悦子なのに。「私間違ってる?」と竜太に泣きつく。
 悦子は竜太に連れられて関西学院大学に行く。ちょうど通りがかった圭一と美帆に「入るためにたくさん勉強しました?」と尋ねる。「ほとんどしなかったよ。。。なんて言いたいけどなぁ、めっさ勉強したよ。」と言う圭一。「私も。」と答える美帆。それを聞いた悦子はどこか吹っ切れた感じとなった。

 学校帰りの樋口翔子(高須瑠香)は足取りが重い。学校でいじめられているのだ。小林駅のホームでもいじめられ、強くふるまってはいるものの泣きそうな感じでベンチに座っていた。それを見た高瀬翔子は隣に座って。「さっきのあなたかっこよかったわよ。」と話しかける。それを聞いた樋口翔子は涙がこぼれるのをずっと我慢する。高瀬翔子は「大丈夫。陰になってあの子たちからは見えないわ。」と言うと、樋口翔子は涙をこぼし始める。そして2人が翔子と同じ名前であることを知り、高瀬翔子は「翔子という名前は美人で、強いの。」と言う。樋口翔子はその言葉に救われる。

 おばちゃんのうるさい会話を聞かされた亜美。「電車の中では人の迷惑にならないように大きな声でしゃべっちゃダメだって先生が言ってたよ。」という亜美。それを聞いた時江は「また、面倒なことを言うねぇ。」と言う。そのやり取りを聞いたおばちゃんは「あんた、どんな教育してんの?!」と時江に問い詰める。それを聞いた時江はぶち切れ、電車の中で説教を始める。終着駅に着いたおばちゃんれんちゅは「お~っ、怖っ」と逃げるように電車から降りていく。

> 一見すると無関係な人々の人生…。
> それぞれの愛、それぞれの想いを乗せて走る電車内で、
> それぞれの人生が偶然交差した時、
> あたたかい奇跡のドラマが紡ぎ出される。
> たとえ、それが片道15分間という短い時間であっても…。



●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 ツイッターでは書いたのですが、実は劇場版サラリーマンNEOのエキストラ出演してきたんです。その事はネットで公開してはダメだと言われているので詳細は書けないんですが、その直後に観たので、エキストラの方にばかり目をとられていました。あの人たち、みんなエキストラなのかなぁとか、映画ではみんな自然に見えるけど実際の風景と照らし合わせると確かにみんな同じ行動したりして不自然だだなぁ~とか。何気ないワンシーンだけど、ちょっと画角を外れれば巨大なレフ板やライトがあって、スタッフが大勢いたりするんだろうなぁとか。そんなことを考えながら観てました。
 2つめに気になったのが。あの画質。そしてエンディングを見ているとやっぱり!EOS
MOVIE
のロゴです。そんなロゴが出るようになったんだ。詳しくは書けないんですが、いろんな映画やPVなどが僕らが開発したカメラで撮影されているみたい。時任三郎さんのツイッターによるとモバゲーのCMeos 7Dなんですって。
 この映画が撮影されたのはeos 1D Mark IV。ちょうどこの機種の動画の開発を手掛けていましたので。なんか自分たちが開発したカメラで撮影されるなんて感慨深いです。スタッフのみなさん、ありがとう。
 右が撮影風景。(ソースはビデオSALONさん。)
 撮影のためにカメラにいろいろ取り付けているので、もともと大きめのカメラなのですがさらに大きくなって、一眼レフカメラっぽくなくなってますね。

 さて、映画ですが、かなりほっこりする映画ですね。キャストの多くが大阪や神戸出身なんですって。きっと阪急電車やこの映画にも思い入れがあるんでしょうね。ホント素敵な映画でした。個人的には権田原美帆と小坂圭一のエピソードが好きかな。僕も結構なヲタなので(笑)。あとは公式サイトではキャストもストーリーも触れられていないけれど、いじめのエピソードも。がんばれっていうより、認めてくれる人がいるとホントに心強いですよね。ちなみに小学校の高学年くらいから、中学校、高校と僕もいじめられっ子でした。いじめに関してはホント先生や親って役に立たないよね(笑)。
 宮本信子は歳とりましたねぇ。彼女の映画って、ドタバタ動いているイメージがあるので、こういうおしとやか(?)な作品は意外。そしてミサちゃん。女性ってどうしてこう言うダメ男を好きになるんですか?あの携帯を折ってコップに入れるシーンはスカッとしますね。映画館でメールとかしている人見ると携帯折って投げ捨てたくなりますよね~。悦子ちゃんも応援したくなる。
 1つ1つのエピソードが素敵で、それが1つの電車ですべてつながっている。本当に癒される良い映画でした。これが日本の映画です!と胸を張って言える映画でした。こんな素敵な映画を、僕らが作ったカメラで撮影してくれたなんて、ホント嬉しいです。スタッフさん、キャストのみなさん本当にありがとう。




観て良かった度:●●●●● 5点 最低1点、最高5点






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