映画:レ・ミゼラブル



 ミュージカルが好きなので映画版レ・ミゼラブルも絶対観たい。でもこれほど予告でやって、テレビCMやテレビでの特集とかが放送されると、なんかもうおなかいっぱいになっちゃいます。それでも見に行かねば!ということでレ・ミゼラブルの記事です。




●ストーリー(ネタバレあり)
 格差と貧困にあえぐ群衆が自由を求めて立ち上がろうとしていた19世紀フランス。貧困層の人たちは食べるものすら手に入れられない。そんな時代、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は生きるためにパンを盗んだが、その罪で19年間投獄され、奴隷の如くこき使われていた。十数年後、看守のジャベール(ラッセル・クロウ)より仮釈放が言い渡されたものの、犯罪者のレッテルを貼られた彼に仕事はなく、食事の慈悲を与えてくれるものもなかった。冬のフランス、宿もないバルジャンはこのままでは死んでしまう。彼が教会の玄関にいるところを司教が見つけ、温かい食事と宿を提供してくれた。しかしバルジャンはその恩を仇で返し、銀の杯などを盗んで出て行ってしまう。警察に捕まった彼は、盗んだのではなく司教がくれたと言う。司教は彼の言う通りだと言うばかりではなく、これも渡そうと思っていたのに先に出て行ってしまったと、別の聖杯をもバルジャンに手渡した。
 自分の罪を見逃してくれた司教の慈悲に触れたバルジャンは心を入れ替えることを決意し、数年後には工場を経営し、さらに市長になるまでになった。
 マドレーヌと名前を変えたバルジャンの工場で働いていた女性たちの間でトラブルが発生し、工場長はファンテーヌ(アン・ハサウェイ)をクビにしてしまう。彼女は宿屋を経営するテナルディエ夫妻(サシャ・バロン・コーエンヘレナ・ボナム=カーター)に預けた娘・コゼットがいたが、今クビになったら彼女を養っていけない。ファンテーヌは自分の髪を売って小金を受け取ろうとしたが、思っていたよりも金にならなかった彼女は、歯や体を売ってしまう。
 自分の工場をクビになったファンテーヌがここまで堕ちてしまったことを知ったバルジャンだったが、彼の腕の中でファンテーヌは息絶えていく。コゼットの未来を託して。
 バルジャンはファンテーヌが悲しい死に方をしたのは自分にも責任があると、コゼットを引き取りにテナルディエ夫妻を訪ねる。一方、時を同じくしてこの町に警察として赴任してきたジャベールは、試聴であるマドレーヌが仮釈放中に逃亡したバルジャンであることを見抜き、彼を追いかける。
 ジャベールに見つかったことを知ったバルジャンはコゼットをつれてパリへと逃亡。コゼットに限りない愛を注ぎ、自らの子のように育て上げた。
 そして数年後、コゼットも美しい年ごとの娘(アマンダ・サイフリッド)と育っていた。
 パリでコゼットを見かけたマリウス(エディ・レッドメイン)は彼女に一目惚れ。一方コゼットもまんざらでもなかった。しかしジャベールの追跡を逃れるため、コゼットはあまり人前に出られなかった。
 その頃、パリの下町では革命を志す学生たちが蜂起する事件が多発する。マリウスもその活動に身を投じることに。戦友のアンジョルラス(アーロン・トゥヴェイト)らと共に町の一角を占拠し、警察隊に立ち向かう。ジャベールは学生たちに捕まり殺されるところだったのをバルジャンが助ける。
 一時は警察も体勢を立て直し、女、子どもにも容赦なく彼らを砲撃。アンジョルラスも死に、マリウスも瀕死の状態に。そんな彼を救ったのはバルジャンだった。彼を背負って下水を通って脱出する。その様子をジャベールに見つかるが、逃亡者の身の上で彼を助けるまっすぐなバルジャンに心を打たれる。自分が生涯をかけてバルジャンを追い詰めようとしていたのは間違えだったのか、そう考えたジャベールはバルジャンに救われたその命を投げ捨ててしまう。
 バルジャンのおかげで助かったマリウスはすっかり回復し、コゼットと結婚することに。その結婚を見届けたバルジャンは一人教会に向かう。自らの死期を感じていたバルジャンはそこでファンテーヌの夢を見る。一方、結婚式の途中でバルジャンがいなくなったことに気がついたコゼットとマリウスは教会に向かう。そして二人の手の中でバルジャンはファンテーヌに導かれその一生を終えようとしていた。


●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 ミュージカルはやっぱ楽しい方がいいよね。とても感動した作品ではありましたが、ちょっと暗いストーリー。ミュージカル映画は普通は映像を撮影した後に歌を収録してミックスするのだとか。ところがこの作品は本当のミュージカルのように撮影している最中に歌も歌っていたのだとか。冒頭の海で船を挽きながら、そして波をかぶりながらのシーンも歌いながらだったのだろうか。セットだとしたら海水ではなく普通の水だろうけれど、それでもあの波しぶきの中で歌うのは大変だろうなぁ。
 ちょっとしたことからファンテーヌがクビになる。髪を売ろうとするがそれが転落の始まり。歯なんて売れるの?と思いながら人生を転げ落ちていくシーンは胸が痛い。
 子どもの頃のコゼットはとても愛らしいけれど、いきなり知らないおじさんが来てついていくものなのだろうか?まぁそれはいいとしてもいじわるそうな夫婦の奥さんが、事実上のティム・バートンの奥さんのヘレナ・ボナム=カーターが笑いを添えて、この映画のアクセントとなっているのもいいね。
 全くストーリーを知らないで見たので、大人になったコゼットがマリウスと出会って幸せになるのかと思いきや、社会問題的な内容に発展。個人的には意外な展開で、そこからがだんだん重く…。ジャベールからの逃亡と重なって暗い方向に。そもそもジャベールはそんな死に方しなくても…。
 そもそも人の名前を呼ぶのも音楽になっているというのは、さすがにそこまでやるとミュージカル好きとは言え、ちょっと違和感。
 最後にはマリウスとコゼットは幸せな結婚をするものの、見事に老けていったバルジャンは死んでしまう。
 豪華な俳優陣、そして見事な演技と歌には圧巻ですが、もう少し明るいストーリーを期待していただけに観て良かった度は3点かな。
 あっ、奥さんが音楽を非情に気に入って、サントラを買っちゃいましたよ。
 今年はミュージカル公演もあるみたいだから観てみたいね。




観て良かった度:●●●○○ 3点 最低1点、最高5点










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